日本狩猟犬「サツマビーグル」の郷 - 特徴(規格・管理・猟能・他)
日本狩猟犬「サツマビーグル」の郷 - 四国プリンス犬舎は絶滅寸前の狩猟犬“純血”サツマビーグルの保存・普及に取り組んでいます
 
 
 
 
特徴 「 規格・管理・猟能・他 」
 
-規格-
 現在、サツマビーグルは犬種としてどこの団体にも登録されておりません。ここで紹介する内容は、当犬舎が純血種として保存している(又はしていく)サツマビーグルについて記載したものであり、国内で飼育されているサツマビーグルのスタンダードでないことを予めお断りし、ご理解の上でご覧下さい。
 
【体型】
理想型:小型のポインターにバセットハウンドの頭部を付けた様な美しい犬
体格は獲物を長時間追跡するためガッチリとし、筋肉質である。
頭部は大きく、耳は低い位置に付き絞りで大きく垂れ顔より長い
 ※ バセットハウンドの顔が引き締まった感じが理想である
・胴部は真っすぐに伸び、胸部は深く、腹部は締まっている。
・尻尾はやや高い位置に付き、上方にピンと伸び、力強く緊張感がある。
・前肢は太く真っすぐに伸び、後肢は太ももが発達し、バネが感じられる。
・四肢の長さは胴体より幾分短い。(胴体10:四肢8が理想)
・歩様は、力強く、軽快である。
≪好ましくない≫
・全体的に細身で精彩がない。
・頭部が極端に短い(マスチフ顔)、又は長い(コリー顔)。
・耳の付き位置が高く、幅広で、顔より短い。
・歩様がノタノタして重い感がある。
≪欠陥≫
・四肢が大きく湾曲(O脚・X脚)している。
・顔がキツネ顔で、耳が小さい。
・尾が垂れている、又は巻尾である。 
・胴長で体高が極端に低い。
                     
 【性格】
・集団よりも単独を好むが、人には友好的で決して威嚇しない。
 ※ グループ猟でプロットハウンド等との共猟には向かない。
・聡明で優しく、従順で穏和であるが、ベタベタしたところはない。
 ※ 風貌は野武士を髣髴させる。
主人には忠実であるが、頑固な一面も持っている。
・糞尿は犬舎内ではせず、非常に清潔感のある生活を好む。
≪好ましくない≫
・落ち着きがなく、自分勝手である。
 ※ 猟野で追跡が甘く、セルハンティングをすることが多い。
≪欠陥≫
何もしないのによく吠える。                                 
                                                                                                      
【大きさ】
・体重:15~20kg、体高:40~50cm、体長:50~60cmの中型犬。
 ※ 全盛期は、体高40cm・体重15kg未満の小型や体高51cm・体重21kg以上のが存在し、小型・中型・大型の3タイプで品評会が盛んに行われていた。

【寿命】
・飼育環境にもよるが、一般的に15歳前後である。
 ※ 13歳でも狩猟犬として活躍している犬も多い。

【被毛】
短いく密生している。

【カラー】
・ホワイト、ブラック、タン(茶褐色)の三毛
 ※ 頭部は茶褐色、胴体は白地に黒班に黒と茶褐色の斑点が入る

【体臭
・極めて少ない。
 ※ アメリカンビーグルの様な特異な体臭なく犬舎も清浄で好ましい。                             
 
- 管理について -
 
 皆様からのご質問にお答えするコーナーです。順次追加していきます。
 
(1)手入れは?:
  ・軽いブラッシング程度で十分である。
  ・耳が大きく垂れているので、適時にタオルで耳の中を清拭きする。
(2)吠える?:
  ・家庭では静かである。
  ・ネコ等を発見すると吠えるが仔犬時からの躾で鳴かなくなる。
(3)毛は抜ける?:
  ・春と秋の毛替え以外は、意外と少ない。
(4)病気は?:
  ・病気に強く、遺伝的な疾病もなく、粗食で頑健である。
(5)運動量?:
  ・シカ猟等の追跡を得意とするので、運動量は多い。
   ※ 家庭では、散歩が大好きである。
(6)ヨダレは出る?:
  ・散歩等の運動をするとかなり出るが、平常時は意外と少ない。
                                                                                                                        
-  猟能(猟芸)-
【 注意 】
本犬は、外見はハウンドそのものであるが、気質や性格等は日本犬によく似ており、人犬一体の単独猟犬として品種改良されており、グループ猟で他のハウンド(プロットハウンド、ビーグル等)との共猟は好まない(パックにならない)。

(1)猟欲発現の時期は、生後8カ月と比較的遅い犬が多い。
 ※ 猟欲発現とは、獲物に関心を持ち狩ろうとる意欲が出てくる年齢。
(2)山入り(又は薮入り)を教える場合、ビーグル犬等は恐怖心が先立ち、主人足元ら離れられない犬が多いが、同犬はそれを苦とせず、主人との距距離を保ちながら大胆に狩り込んでいける犬が多い。
 ※ 先導犬が居なくても、数多く山に引けば自ずと狩り覚え
(3)獲物の捜索は、主人との連絡性が非常によく、前後左右の約50mを高鼻  (臭)地鼻(足臭)を効率的に捜索し、臭いが無ければ一旦主人の元に戻りり指示を待つ。
 ※ 捜索時に臭いが濃くなるとアォと前鳴きする犬もいる。
(4)獲物の寝屋越し(発見)は、高鼻でシカ等の漂臭をキャッチすると立ち止   ま方向を確認すると主人の方を振り向き合図し、寝屋に向かって一直線に高速でけ上がると起し追い鳴きとなる。
 ※ 谷筋や山道から稜線に向けて犬を誘導すると、鼻をピクピクさせなが物の臭をキャッチしなから捜索し、効率的な寝屋起こしとなるケースが多い。
(5)追跡は、約30~90分で中止し、主人の元に帰る犬が多い。
 ※ シカの場合は、高速で起し追跡されると、寝屋を中心に円弧を描きながら1~2週回るので、起し後10分程で捕獲でき、これが単独猟の醍醐もある
 ※ 単独猟で長時間追跡しても殆ど捕獲できず、犬探しに翻弄される必要ない。
(6)鳴き声は、獲物の寝屋を見つけて越し(発見)追跡を始めるとアォアォと   チパー(声を短く切りながら鳴く)で連続して鳴き続ける。
 ※ 鳴きが太く良く響くものは遠くまで声が良く通り、追跡犬として理想的である。
 ※ 逆に、鳴きがキャンキャン声のものは声の通りが悪く、追跡犬として失格である。
(7)獲物を捕獲した場合は、セルフハンティング(主人の指示なしで勝手に次と狩りをすること)をせずに、獲物の傍で主人を待っている犬が多い。
(8)車での移動は、非常に静かで、車酔いや糞尿排泄をする犬は非常に少ない。

























写真:リュウ号(1.3才牡)が山裾から吹き上げて来る漂臭をキャッチ!。


サツマビーグルは、こんな人に向いています!!
 
(1)毎日、朝夕30分以上の運動ができ、躾ができる人。
(2)洋犬は好きだがベタベタした性格が嫌いな人(日本犬が洋犬の衣をまとった様な犬)
(3)単独での狩猟を好み、人犬一体でシカ猟を満喫したいハンター。


サツマビーグルの詳細を知りたい方は、下記をクリックしてご覧下さい。
(2015.07.01追記)