クライス: 掲載日: 2019年8月13日 9:07
リョウ号のオーナー様で、福岡県のI氏より、久しぶりに便り(メール)が届いたので紹介する。
メール全文は以下の通りである(HPへの掲載は了解済み)。
久米様
ご無沙汰しております。
久々に報告しますね。最近のりょうちゃんは、とても優秀な犬になりました。引きこもりの利用者さんと一緒にトレーニングをしてあげる立場にもなりました。
アイコンタクトをしてくれるので、不慣れな利用者さんも大変喜んで訓練をしております。
セラピー犬としてもしっかりと実績があります。
さて、狩猟の件ですが、最近は訓練方法も工夫しております。私のGPSは音を鳴らすことができます。なので、一旦追いかけ出して反対に行きすぎたら少し立ち止った所で音を鳴らすと、帰ってきます。その時に水をあげる習慣を身につけていくと、より帰ってくるようになりました。
その結果、短距離で見つけ短距離で帰ってくるようになりました。時間にすると10分程探して、いないと直ぐに戻り、道を変えてまた探す。その繰り返しを練習していると115kgの鹿を見事に追い出してきました。何時も見かける山の主です。ビックリです。山入五分の尾根に私は居ましたが、引き出すのに1時間半かかりました。
私は体重80キロあって体重を掛けてワイヤーでコツコツと出しましたが死にそうでした。りょうは、その間ずっと噛み続けていました。嬉しかったんでしょうね。
最近は暑いので、山入は控えてます。ですが、細かい訓練は何時もしています。
メールは、以上である・・・・。
ここで少し、リョウ号について付記しておく。父親はアサ号、母親はマレ号で、平成30年8月25日生まれの牡犬である。 当犬舎のフク号とは同腹の兄妹である。 写真は、生後60日のリョウ号である。大きな頭骨、大きく長い耳、太い骨格、バランスの良い体躯等々、サツマビーグルのもつ資質を良く継承した秀逸犬であった。 
写真は、オーナー様と若いハンターグループがリョウを引き取りに来て、犬舎の犬に挨拶している様子。 みんな本当に犬好きで、警戒心を持っている当犬舎の犬もデレデレである(笑)
写真は、この度のメールに添付されていたリョウ号が捕獲した大鹿である。
日本鹿では最大級の大物で、何と体重は115kgもあった様である。 捕獲は、有害駆除である。 春に落ちた角は未だ袋が掛かっている・・・これが狩猟期間中であれば見事なトロフィとなっていただろう!。
リョウ号は、未だ1才前の若犬(幼犬?)ではあるが、もうすっかりシカ猟犬として完成している様だ!。
素晴らしい体型に加え、6ヵ月頃から猟欲が発現し、その後オーナー様の熱心な訓練もあり、生後10ヵ月頃にはシカ猟犬としてデビューしている秀逸犬である。
今後も順調に成長し、絶滅が危惧されているサツマビーグルの救世主となって欲しいと願っている。
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クライス: 掲載日: 2019年6月23日 10:16
待ちに待っていたハク号の仔犬がやって来た!。 写真は、下記の通りである。 生後4ヵ月とは思えない落ち着きと、素晴らしい体躯の仔犬は今まで見たことがない。 
体型は、良く発達した頭骨、絞りの大きく長い耳、骨太の四肢、バランスの良い筋肉質の体躯等々、殆ど欠点が見つからない秀逸犬で有る。 体毛は、父親と瓜二つの純白の短毛であり、実に美しい。 性格は、静かで大人しく物怖じしないで堂々としている。
血統は、父がハク号、母がナナ号で、平成31年2月4日生まれの牡4ヵ月である。
写真は、父親と平成30年度猟期の猟果(雄シカ130kg)。
写真は、母親のナナ号と平成30年度猟期の猟果(雄シカ100kg級)。
  仔犬は、両親の良血を継承する素晴らしいシカ猟犬になってくれることを切望する。 今後、本犬の成長記録は、当ブログ、別ブログ並びにFacebook等を通して紹介して行く予定である。
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クライス: 掲載日: 2019年4月30日 11:41
久しぶりのブログ更新です。 以前からプロバイバーのブログシステムの不具合が改善されませんでしたので更新することが出来ませんでした。 その間のブログは、別のプロバイダーniftyの『 狩猟犬サツマビーグルのつぶやき 』に掲載していました。 このブログは、日常の気付きなどをサツマビーグル目線で記載しており、にほんブログ村に登録し、ランキングにも参加しています。 ランキングは「狩猟犬」と「ハンティング」の2部門にトライしています。 お陰様で、狩猟犬部門では常時3位以内、ハンティング部門でも10位以内をキープしております。 応援よろしくお願いします。
さて今日は、アサ号とマレ号との間に、昨年8月25日に生まれたフク号の山入訓練の様子を紹介します。
フクちゃんは現在8ヵ月になる女の子!。 生後4ヵ月頃から基礎訓練を開始し、生後7ヵ月(今年の4月1日から)より山入訓練を開始している。
現在、訓練をしている山は下の写真の窪みの所からスタートです。 狩猟期間中も訓練用として一度も犬を入れていない。
基礎訓練は、何時も車の出入りが少ない林道を利用しているが、本格的な山入訓練は下の写真の様な林道の脇道を利用している。
昔は車が通れたが、今は無理である。
この様な場所は、野生動物も大いに利用しており、鳥獣の臭いも濃く、猟欲発現にはもってこいの場所と言える。
山入訓練は以下の通りである。
朝7時30分頃(夏は6時30分頃)に犬舎を出発し猟場(訓練場)には8時頃に到着。 フクちゃんを車から降ろし、首にGPSマーカーを装着し、放犬。
訓練は、あくまでフクちゃん任せで、声を掛けたり、指示したりは一切しない。 ※ 訓練犬が足元から余り離れない場合は、訓練犬とは絶対に目を合わさないよう知らん顔をして、動かずじっとしていると訓練犬は、退屈になり安心感から少しづつ遠くに足を延ばす様になる。訓練者と訓練犬の我慢比べである。
フクちゃんは現在、林道で臭いを拾うと、300m余りは狩り込んて行ける。 そして、運が良く、シカを発見(起こし)すると追い鳴きが始まる。 訓練犬がここまで仕事が出来る様になれば、訓練者も訓練犬も山に行くのも楽しくなり、もちろん追跡時間も日増しに伸びて行く。
今日のフクちゃんのと追跡軌道は下記の通りである。 写真は、GPS受信機の画面である。 <凡例> ・車印・・・車を駐車している位置(フクちゃんを放犬した場所)
・旗印・・・過去にシカを捕獲した場所(射場) ・三角印・・・訓練者の位置(最終的にフクちゃんを回収した場所)
尚、グリーンの線がシカを追跡したフクちゃんの追跡軌道である。
この追跡軌道で太くなっている線は、シカを見失い、シカが逃げて行った臭腺を捜索していることを意味する。 また、一本線の場合には、順調に追跡していることを表している。
この日のフクちゃんの移動距離は、7km余りであった。
この間、シカを2度確認しており、運が良ければ狩れるたろう!。
もうこれだけ仕事が出来れば『シカ猟犬としてデビュー』と言っても過言ではない!。
後は、今までイノシシとは対峙していないのが気になる。
この時期、牝イノシシに抱きかかえられ噛みつかれ恐怖心を体験すると、賢い訓練犬は山に入らなくなることも少なくない。
逆に、牡イノシシに切られ大ケガをしても、一瞬の出来事から、訓練犬も恐怖心ものこらずに大成する訓練犬も多い。
【 後記 】
今回をもって、フクちゃんの訓練記は終了させてもらいます。
しかし、当犬舎の作出犬で、日々訓練に励んでいるが未だ猟欲が発現しない犬がいるオーナー様で、訓練法が分からない等々のご心配がある場合は何時でも連絡くださいませ。
( オーナー様に合った訓練法を分かりやすく丁寧に説明させて頂きます )
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クライス: 掲載日: 2019年3月10日 13:25
ハク号とナナ号のオーナー栃木県T氏より、仔犬の写メが届いた。
仔犬は現在、生後30日余りとなり、順調に成長しているようである。 サツマビーグルは、警戒心が比較的強い犬種なので、仔犬時の社会的な学習(教訓)は将来の性格形成に非常に大事である。
仔犬は、毎日の様に、オーナー家族と触れ合っている様である。
特に、小学生の息子さんは学校から帰宅すると、一目散に仔犬の所に行き、遊んでいる様である。 また、息子さんの友達も仔犬が大好きの様で、良く訪れるようである。
仔犬は、生後30日が過ぎると離乳食を食べる様になり、日々成長して行く。
今は、ヨチヨチ歩きで、一番可愛い時期である。 しかし、後10日もすればワンパクで屋敷内を走り回る様になり、この様な集合写真が撮れるのも今の内だけだろ!(笑)
仔犬は、両親の良血を継承し、素晴らしい狩猟犬になると確信している。 是非とも順調に成長して欲しいと願っている。
写真=息子さんが仔犬を抱っこして嬉しそうな様子。。。
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クライス: 掲載日: 2018年12月3日 14:45
この度、シロ号(当犬舎作出犬)のオーナー様で愛媛県T氏より、鉄砲を止めたので3頭飼育しているサツマビーグルの内、シロ号とその子ハチ号の2頭を当犬舎に引き取ってもらえないか・・・との問い合わせがあった。
シロ号は、元々当犬舎で自家用として残していた犬であり、今後は当犬舎で飼育。 尚、ハチ号もシロー号の後継犬として飼育したいのだが、当犬舎も現在9頭飼育しており、これ以上の増加は、動物愛護管理法(認証取得申請頭数制限:9頭以内)並びに飼育管理上から判断し難しいと判断し、オーナー募集となった。
募集は、保存会員様「限定」とします。 理由として、サツマビーグルの成犬は主人への忠誠心が強く、飼育経験がないと簡単には行かない。非常に利口で賢い犬なので、オーナー様の犬に対する愛情(信頼)を確認するまでは心を許してくれない(慣れない)。 例として、当犬舎のテツ号は、4日間に渡り餌はおろか水も飲まなかった。鹿児島の師匠に相談すると、朝夕30分程散歩をしながら、時々立ち止まってはテツ号の頭を優しく声を掛けながら撫でてやるを繰り返し行えば、自然とオーナーが変わった事を自覚し、信頼するようになる。信頼の証は、散歩の時間が来るとると尻尾を振り、また散歩中も尻尾をビンと立てて歩くようになることで判断できる。そしてこの頃から餌を食べる様になる。
サツマビーグルは、シャイな犬が多いと言われるが、主人に対する忠誠心からくる警戒心がシャイと勘違いされているようだ。シャイな犬は、新しい主人の前では餌を食べないが居なくなると食べる・・・これがシャイである。
しかし、サツマビーグルは決して新しい主人を警戒しても噛んだりは一切しない。 但し、乱暴に扱う(叩いたり蹴ったりして危害を加える)と抵抗するかもしれない。
募集犬=純血サツマビーグル牡:2.6才(平成28年6月17日生) ・名前=ハチ号 ・血統=父シロー号(四国プリンス犬舎所有犬)、母シロ号(四国プリンス犬舎作出犬) ※ 母シロ号は、父がハク号、母がエス号である。 ・体型=体重:18kg、体高:48cmの中型犬 ・外観=頭部、胴、四肢にかけバランス良く、全身がバネの様な素晴らしい筋肉質の体躯 であり、純血サツマビーグルの特性を継承する秀逸犬である。種牡として最高と言える。 ・性格=母親同様、サツマビーグルには珍しいフレンドリーで扱いやすい・・・と聞く。
<コメント> ハチ号の母シロ号は、生後8ヵ月余りでシカ猟の完成犬となり、狩猟並びに有害駆除で大活躍している秀逸犬である。母の詳細は、「サツマビーグルの写真集」を参照。 ハチ号も生後6ヵ月頃より母親と一緒にシカ猟に行くようになり、1才頃には単犬で捜索、起し、追跡・・・等々が一通り出来るようになる。
現在は、母親と変わらない素晴らしい仕事をする・・・と聞く。
<写真①>手前:ハチ号、後側:母親のシロ号
<写真②>募集犬:ハチ号
写真は上手く取れなかったと・・・前置きし、写メを送って頂いた。
正面
左側
右側
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