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山郷

2018オーナー通信 第3報

台風24号は、今年もっとも風雨が凄かった。
また、25号が発生しているようだが、災害復旧費用も多額になっている模様。もし災害が無くて、この復旧費用を林業の間伐や中山間地域の農業に甚大な被害を及ぼしている野生動物の駆除費等に流用すれば、昔見られた自然豊かな里山の景色復元に寄与できるのに・・・等々を考える。

さて、今日は滋賀県のオーナー様K氏より、アキ号の便りが届いたので紹介したい。

アキ号は、当犬舎の台牝として5才まで居たが、その後アキ号の直仔であるコハク号のオーナー様K氏に飼育を託し、狩猟犬として生活することになった。
当初は、3年間のブランクから、山に引いても体力や猟感が落ちており、コハク号等の他犬には付いていけなかった。しかし、オーナー様の努力により、徐々に回復し、現在では往年の迫力あるシカ猟犬となって有害駆除にも大活躍していると聞く。

小生は、若犬の訓練に先導犬は付けず、単犬でしっかりと訓練し完成させているので、2~3年山に引かなくても、その実力は存続しており、暫く山に引いてやれば自然と元の猟芸に戻り、良い仕事をするようになる。

写真は、先日行われたシカの有害駆除でのアキ号の様子
アキ号は、有害駆除隊グループからの信頼も厚く、山入り、捜索、起こし、追跡、回収(呼び戻し)に至る狩猟犬としての猟芸は実に素晴らしいとの評価を得ている。
特に、他のハウンドに見られるセルフハンティングや呼び戻しが効かない・・・等々の欠点も全くなく、主人を中心とした狩り込みを行う。仮に、山にシカが居なくても空ケースで「ピッピッピー」と吹き帰れコールをすると、10~20分余りで主人の下に帰って来る。
帰りが良いので、次々と山を変えることが出来ることから、捕獲頭数も当然多くなる。

現在は、地域にもよるが1頭当たり1万円余りの捕獲報奨金が出るので、狩猟犬の真価が問われることとなる。
当犬舎にも有害駆除で手にした報奨金を持ち、成犬を買いに来るハンター(駆除隊)も少なくない。勿論、当犬舎のサツマビーグルは保存を目的にした飼育(繁殖)てあり、譲渡は全てお断りしている。
ただ、サツマビーグルの普及と言う意味合いから、猟芸の公開は進んで行っている。






































オーナーK氏は、有害鳥獣駆除隊で獣類を主に活動していたが、最近はカラス等の鳥類にも積極的に行っているようだ。
なんと、小生が当ホームページの「トピックス」サイトに空気銃(エバニクス社のレインストーム5.5mm)を購入…と言うニュースを掲載したところ、それを見て同じ空気銃を買ったらしい。また、購入先も同じ愛知県の銃砲店と聞き、なんと偶然が続くのか・・・お互い大笑いした。
小生は、空気銃は全くの素人なので、色々とアドバイスを頂いている。

写真は、カラス駆除の様子
レインストームは、銃声が小さく、猟銃の様に散歩中の一般人から警察に110番されることもない。
50m程度の距離で有れば、頭と首の付け根を撃てば即死となる。5連発なので一度に数羽捕獲も少なくない。
音は小さく、射撃の反動も殆どなく、5連発・・・空気銃がこれほど面白いとは思わなかった。
また、10m以内で有ればイノシシやシカの止め差しにも使えるようだが、まだ試してはいない。
レインストームの最適空気圧は150気圧前後であり、一発の発射で約1気圧しか消費しないので、家で170気圧の空気を充てんすれば、約50発は撃てる。
レインストームは、カッコ良く、命中率も高い。少々高い買い物をしたが、今はとても良い買い物をしたと満足している。








































純血サツマビーグルのドンちゃん訓練記 第3話

皆さん・・・お元気ですか?。。。四国徳島は、先月の寒さが嘘のように暖かくなり、梅の花も咲き始めました。これから一気に春です・・・。

〇僕は昨日で生後6ヵ月になりました。(ご主人評価)
・体重:早朝測定(空腹時)で12kg。
・体型:父親のアサ号の様に足は長くなく、母親のマレ号に似たバセットタイプ。
・性格:明るくフレンドリーで物怖じしない。
・飼育管理:ケージ内でのウンチは殆どしなくなったが、おしっこは未だである。
・歩様:外見はバセットタイプで鈍い感がするが動きは軽快(格言=重くて軽し)
●欠点・・・大きくなるにつれ自然に治ると思われる???。
・給餌の際に大声で啼く・・・・継続中。
・なんでも噛んで破壊する・・・やや改善。
・尻癖が悪い・・・やや改善。
・誰にでも喜んで良く飛びつく・・・・継続中。
・尻尾がピンと立たず垂らしている・・・新発見(性格的なものか?)

◎相対的な評価・・・犬舎内ではわんぱくぶりを発揮。犬歯以外は生え変わっている。2月末から少しずつ基礎訓練を行っているが、小さい時から度胸があり物怖じしない性格からか、基礎訓練はほぼクリアーし、最終段階の応用編に入っている。銃壁もクリアー。


●第一段階=基礎訓練(生後4ヵ月~6か月)
①他犬や他人と接しても仲良くできるコミュニケーション力を学習をする。
※ 犬や人の出入りが多い公園等で散歩させ、来園者と仲良くする。最初は尻尾を下げて警戒するが何日も通うことにより尻尾が上がり、顔見知りの犬や人に尻尾を振って歓迎するようになれば合格。  ⇒ 合格
②車に乗せる学習をする。
※ 最初は10分程乗車することからスタートし、最終的には未舗装の林道で60分余り乗車させて酔わなければ(嘔吐やヨダレ)合格。 ⇒ 合格
③林道に連れて行き遊ばせる。
※ 最初は尻尾を下げて警戒しオドオドするが、訓練者は腰を下ろして「ヨシヨシ」と頭を撫でてやり、心配しなくて良いことを教える。何日も通うことにより尻尾も上がり、走ったり小枝を噛んだりしてじゃれる様になると合格。⇒ 合格
④山歩きを学習する。
※ 最初は何時もの林道からゆるいのり面を探して訓練者が先に下りたり上がったりする。子犬が下りたり上ったり出来ずにキャンキャン鳴く場合は、レベルが高いので優しい場所で再訓練する。そして段々と傾斜がキツイのり面を訓練者の後に付いてこれれば合格。訓練は、上るより下りる方が恐怖心が強くなるので時間をかけて、訓練犬自らが勇気を出して自主的に行動できれば合格。⇒ 合格
※ 訓練のポイントは、訓練犬と目線を合わさずに知らぬ顔をして、訓練犬が付いてくるまで何時までも待ってやること。声をかけても行けない。甘えは禁物!。
⑤谷川を渡る学習をする。
※ 最初は、少し水が流れ深くない谷から始め、段々と水量も多く深い谷へ進展させ、訓練者に付いてこれれば合格。⇒ 合格(珍しく水を怖がらない)
※ 訓練は、谷の上り下り、左右の横断を行う。この訓練が最も訓練者の忍耐が要求される。林道の上り下りの要領で、訓練犬が勇気を出して自主的に行動するまで知らぬ顔をして待ってやること。声を出して勇気付けたりしないこと。変な学習をさせればそれが癖となり、自分が出来なければ「キャンキャン・ウォーン」と泣き叫んだりする犬になり回収に手間取る犬になる。
基礎訓練の極意は、訓練犬を信じ「あせらず」「いそがず」「さわがず」の精神で、気長に訓練犬の自主性に任せた訓練を行う。いくら困っても訓練者(主人)は絶対に助けてはくれないことを教える。そして訓練犬が付いてくる(帰って来る)まで訓練者は待っていてくれるという安心感を植え付けること。
⑥応用編を行い仕上がりを確認する。⇒ 現在進行中
※ ゆっくりと林道から降り、水が流れる谷筋を下って行き、谷を横切り、対岸の谷筋を登って林道に戻る。途中何かの臭いに反応(鼻を地面に付けて必要に臭いを嗅ぎ尻尾を振る又は高鼻で鼻をクンクンしている等)して足を伸ばして捜索しだしたら、訓練犬が納得して帰ってくるまで待ってやる。そして最終的に訓練者から100m程離れて捜索が出来るようになれば合格。
※ 主人から離れて捜索できない犬には、訓練犬が足元に帰ってきても「知らぬ顔」をして動かないようにする。訓練犬は何時までも訓練者が動かなければ退屈してウロウロ少しづつ遠くに足を伸ばすようになる。遠くまで行ってもGPSで確認し、決して呼んだりしてはいけない。
※ この100m離れて捜索することが出来なければ、できるまで基礎訓練を繰り返し行う。この間、数ヵ月余計に時間が掛かっても猟犬として生活する時間からすると本の僅かな時間である。


【 基礎訓練の点描 】
ドンちゃんは、生後25日位から高さ20cm余りの産箱を超え、隣の部屋で一人寝していた。性格はサツマビーグルには珍しいフレンドリーで、物怖じしない。初めての山入はマリー号とのシカ猟に同行させた。身体が小さく初めての山なのでマリー号と一緒に放した。しかし、何とマリー号に付いて林道を降りて行ったのには驚いた。しかし、GPSマーカーを装着していなかったので何処でいるのか分からない。その内はぐれて泣くまで待ってみるが10分ほどしても何も聞こえない。マリー号はとGPS受信機を見ると林道下の谷を越え向山まで足を伸ばしている。まだシカを起こしていないので、帰れコールを20番空ケースで『ピッピッピー』と強く何度も吹くとマリー号は10分程で帰って来た。
ドンちゃんは・・・と暫く待って見たが帰ってこない。マリー号を車の輸送箱に戻し、GPS受信機でマリー号の軌道を辿って行く。林道を下り谷を渡り対面の杉山を登って行く。しかし、こんな急坂を山入初めてで小さいドンちゃんが登って行ったのか・・・等々を考えながらヒーヒーと息を切らせて登って行くと、なんとドンちゃんがマリーの後を追って下っていた。
これには何とも驚いた。この子犬は何なんだ!!!・・・凄い!!!。。。あの谷川をどのようにして渡ったのか等々を思いつつ、安心させてやろうと大声でドンちゃんを呼ぶも何と無視。結局、車まで一人で戻って行った。
度胸があり物怖じしない性格は承知していたが、喜んでばかりではいられない。それは目線を変えて考えると、鈍感とも言える。
普通であれば、先導犬や主人からはぐれれば寂し泣きをするものだが、途中で主人と会ったのにちらッと振り向いただけで、知らぬ顔でマリー号の後を追う子犬なんて、アメリカンビーグル37年、サツマビーグル8年、猟歴45年の小生であるが一度も見たことがない。
ドンちゃんの今後の課題は、20番空ケースでの「呼び戻し訓練」を徹底的に行う必要がある。セルフハンティングの危険性が示唆される。

基礎訓練中の写真

















〇基礎訓練を行っている猟場全景

















〇犬舎内での様子



















また、来月お会いしましょう!。。。

良い訓練報告が出来るように頑張ります。

僕の訓練報告が、兄妹犬(7頭)の参考になれば幸いです・・・。



犬舎周景


犬舎の立地は、石井町南端(徳島県)の高台にあり、周りは棚田が広がる里山である。犬舎北から見る景色は、徳島平野を一望できる他、天気の良い日には遠く淡路島も見える風光明媚な土地柄で、別荘気分で生活している。また、近隣する民家も離れていることから犬を飼育する条件としても恵まれている。

昨日は、田に水を引くために、犬舎南の山際に立地するため池の水門を開いた。各農家は一斉に田に水を引き入れトラックターで土を耕していた。後二三日すれば田植えとなる。
この田の水き引で犬舎周辺の景色は一変した。また、夜ともなるとどこに隠れていたのかカエルが田んぼでゲーゲー、ガーガー、ゲロゲロ・・・と色んな鳴き声で大合唱が始まるのんびりした里山の風情が見られる。
田に水が引かれたことから、日中は29℃まで気温が上昇しているが、心地よい風が通り、非常に過ごしやすい。運動場兼育成場の愛犬達もみんな好きな格好で気持ちよさそうにスヤスヤと寝ている。どんな夢を見ているのだろうか!。想像するも楽しい・・・。

以下、犬舎周辺の風景を紹介(写真)する。

写真① 犬舎の北側に広がる田苑風景
遠く薄ら見えているのが阿讃山脈の山々。この山を越えると香川県となる。
天気が良い日には、阿讃山脈が途切れた写真右端に淡路島が見える。




































写真② 犬舎の南側に広がる田苑から望む犬舎全景
薄い水色の屋根が犬舎で左側の円形屋根が運動場兼育成場である。
犬舎の南側には、60坪余りの家庭菜園がある。



































写真③ 犬舎南側の家庭菜園
トマト、ナス、キュウリ、スイカ等の夏野菜が順調に成長している。



































純血サツマビーグルの狩猟 アサ号の勇姿

平成28年度の猟期も後1日を残すのみ。今日当地は昨日からの雨が残り小雨となり、猟は中止。久し振りにブログの更新となった。
「猟期が終わる」・・・以前であると寂しさを感じたものだが、近年は定年退職で毎日日曜、猟期が終了した後は引き続き有害鳥獣駆除が開始されるので若い時の様な感情はみじんもない(笑)。
全国的にも猟期中はイノシシ・シカ等を捕獲しても補助金が出ない、又は減額されていることから、猟期中の捕獲を控え、これから(猟期終了後)が本番!!!と考えている「プロハンター???」も少なくないと聞く。老ハンターが主役の今日、少ない国民年金だけでは狩猟も楽ではない・・・と言っても雇用してもらえる年でもない。八方塞がりだ!。しかし、幸か不幸か全国的にイノシシ・シカ・サル等が異常繁殖し、農林業への被害も甚大なことから、有害鳥獣駆除が年間を通じて行われ、捕獲補助金が支給されるようになった。今日この捕獲補助金が老ハンターの生活の一部にもなっている。そこで犬猟(銃猟)を諦めワナ猟に転向する者が後を絶たない。即ち、犬猟に比べワナ猟は独りで数十個を設置することが出来る。また山歩きもしなくて楽であり、捕獲率も高い。支給される捕獲補助金は生活費にもなり、家族にも喜んでもらえる。

前置きが長くなったが今猟期を振り返ってみることにする。
一口で言うなればあれだけ生息していたイノシシは殆ど姿を消し、シカに於いてもかなり少なくなっている。上記した有害鳥獣駆除での捕獲効果なのか・・・。捕獲補助金は獲物の大小を問わない地域も少なくなく、箱ワナでウリボウまで全て捕獲していると聞く。全国からの便りを聞いてもイノシシは激減しており、シカも数年前の様な異常生息はないようである。
当地も同様な状況であり、これから始まる有害鳥獣駆除の捕獲数も激減することだろう!。このことは、捕獲補助金を目当てにしている老ハンターにとっては死活問題となり、ハンターを諦め止める者も少なくないと考える。自業自得と言ってしまえば簡単だが、ハンターが激減すれぱ、中山間部の山里はもう野生鳥獣の天下となり、住む人も居なくなるだろう!。何とかタイムリーな対策を打たなければ後戻りできない事態も想定される。

当犬舎のサツマビーグルも連日、単犬にて出猟した。猟期初めにアサ号とエリー号がイノシシに切られた他は、全犬良い仕事を見せてくれた。上記したこともあり山で稀に会う老ハンター(捕獲補助金目当ての方)から『食べえへんシカは獲らんと置いといてよ!(阿波弁)』・・・(笑い)・・・との会話もちらほら。。。確かにそうだ!・・・と銃はもっぱらイノシシから愛犬を守る護身用で、主にやっているシカ猟は「牡シカのみ捕獲」と決め、犬の仕事を見て楽しんで来た。

今猟期の一番は、やはりアサ号(1才:牡)の成長である・・・。
下記写真の通り、連日の山入で見違えるような体躯に変貌した。現在、体高55cm、体重20kgの素晴らしい大型サツマビーグルになっている。猟芸は、シカ猟が主で約2時間ほど追跡し、グループ猟では完成犬と言える。しかし、単独猟犬としては主人中心の狩り(追跡は30分ほどで主人の元に帰る)を覚える必要がある。これはテツ号やシロー号も通った猟芸過程であり、2才前後になれば自然と落ち着いたサツマビーグル本来の単独猟犬になる。
私がよく口にする「今はビーグル(自分中心)だがもう少し時間が経てばサツマビーグル(主人中心)になる」。。。
今後アサ号には、絶滅が危惧されている純血サツマビーグルの種牡(大型)としての活躍を期待している。本年繁殖計画あり。


写真①:捜索中ではあるが私の呼びに反応しているアサ号





































写真②:林道の下側から吹き上げてくるシカ臭をキャッチしているアサ号






































純血サツマビーグルの狩猟 第2話

今は、狩猟期間中ではあるが鉄砲を持たずにアサ号を連れて山に入る。
それには、下記の事情があった・・・。

実は、アサ号はエリー号と共に猟期前に山に入り、子ずれの母イノシシに尻尾の付根を噛まれ、傷と心が癒える1ヵ月余りを経て本日の山入となった。当日の話は次の通りだ。
朝8時に入山。この山は1年ほど通っていないので、山の様子見も兼ねて来た。アサとエリーを放犬後、例によって林道をゆっくりと登って行く。暫くするとエリーがギャンギャン鳴きだしアサも同調する。5分も経たぬうちにギャーギャーと言う声。何時もの様にタヌキを咥えたのかと急行すると、何と子イノシシを咥えている。しかし、アサが居ない。GPSで確認すると何かを追っている。そして10分ほど経ってこちらに向かってきた。その時である。アサが大きな声で悲鳴を上げた。しまった!・・・母イノシシにやられたか・・・と思いきや、アサが私とエリーの居るところに逃げ帰って来た。するとその後を大きなイノシシが追って来て私の前で急ブレーキ。それはやられてはいけないと大声で「コラッ!」と一括したことによる。すると何を思ったのかエリーの元に走り寄り、子イノシシを咥えている右後腿をガブリと噛んで振り回した。そしてイノシシはぐったりしている子イノシシを腹の下に隠し、こちらを威嚇して離れない。どうやら母イノシシの様だ!。急ぎアサとエリーを繋ぐが、母イノシシと我々の距離は僅か10m程。子イノシシが歩けないのでこちらを睨みつけている。その間約5分余り。母親の我が子への深い愛情に感動する。ここはそっとこの場を離れてやることにした。それにしてもイノシシの親子の情には恐れ入った。
母イノシシに気を配り、静かに下山する。ここなら大丈夫とエリーとアサの身体をチェックする。アサは尻尾の付根を噛まれ出血し、右後足を持ち上げているが外傷はない。どうやら膝蓋骨を脱臼している様なので入れてやる・・・すると足は元通りに治った。エリーは右後腿を噛まれ出血しているが軽症の様である。家に帰り、治療してやるが何れも軽傷であった。後は、アサの精神状態(イノシシへの恐怖心)が心配である。

今までの経験から、初めてイノシシにやられた時は、その恐怖心が癒えるまで約1ヶ月間は山に引かぬことである。そして今日がその1ヵ月に当たる。アサの山入が気になる。
朝8時に今まで何度も訓練に来ている山に到着。イノシシの恐怖心が少しでも残っていれば初めての山だと更に恐怖心を招く恐れがあるため、何時もの慣れた山を選んだ。放犬し、林道を何時もの様にゆっくりとアサ任せに進んで行く。しかし、今日は1ヵ月も山に入れてないのに元気(暴走気味)に走り回ることもなく、ゆっくりと高鼻で臭いを嗅ぎながら進んでいる。何かすっかり大人になった気がする・・・。暫くするとしきりに鼻を高く上げ臭いを取っている。法面を上がろうとするが崖で上がれない。少し前進し登り口を探しアサを呼ぶ。しかし、アサはしきりに臭いを取り呼んでも来ない。仕方なく引き綱に繋ぎ崖を登って、臭いを取っていた法面の上に誘導する。今度は離せとばかり綱を強く引く。イノシシでないことを祈り放犬する。GPSで確認すると尾根に向かっている。するとウォンウォンとアサの声が聞こえ無くなったと思いきや尾根を越え反対側の山に追って行く。しかし、5分で追い鳴きは止まった。暫く静寂が続く・・・。すると今度はこちらに向かって鳴いてくる様だ。アサもなかなかやるな!・・・なんて思っていると、前方から見事な三又角の大きな牡シカが私の前を掛け降りて行った・・・。しまった!。今日は鉄砲を置いて来た!。後の祭りだ。アサは大きな声でウォンウォンと追って来たが・・・ショック!!!。。。
アサはその後20分程追って帰って来た。「ヨシ!ヨシ! よくやった!」と思い切り頭を撫でて褒めてやった。山では決して褒めないが、訓練犬の顔を見て納得しているようだと思い切り褒めてやる。何時も褒めてやると慣れっこになり犬も感動がなくなって来るので、訓練犬が帰って来た顔を見て、誇らしげに帰って来た時は褒めてやっている。褒める見極めが名犬への近道である。これは言葉では表現できない・・・。オーナーも経験が必要であることは言うまでもない。次回こそは、アサに初獲物を捕獲し思う存分噛ましてやりたい・・・。

<追記>
何時もの様に昼前に帰ると、家内から滋賀県のKさんからクマとイノシシの肉が届いている・・・と連絡を聞く。早速包みを開けてみると何と綺麗にスライスした肉で、実に美味しそうである。沢山送って頂いたので、家内と早速200g単位に小分けして保存した。
早速、一回分の200gをすき焼きにして家内と食したが、何と美味しい肉なのか・・・クマとは言わなければ誰も分からず「美味しい!美味しい!」と食べるだろう・・・。次回は日曜日に子供達を呼びみんなで美味しく頂くことにする。
コハク号の初物であるので父親のハク号と母親のアキ号には一足先に夕食に添えてやったことは言うまでもない。
Kさんありがとうございました。今猟期のコハク号の更なる飛躍を祈念しています。

★写真① 高鼻を使って獲物臭をキャッチしているアサ号







































★写真② 滋賀県K氏より送られて来たクマのスライス肉
コハク号のオーナー様より、先月捕獲した同犬の初猟果が送られて来た。

・獲物は、100kg級のクマとイノシシ。

※ 詳細は、「純血サツマビーグルの狩猟 第1報」を参照

※ クマ肉は、初めて見たが、非常に綺麗な肉にビックリ!。油も乗りも良く美味しそうだ。K氏のアドバイス通りすき焼きで食べることにした。美味である(笑)