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愛犬雑誌「Wan」

明けましておめでとうございます



明けましておめでとうございます。

昨年は、大変お世話になりました。

本年もよろしくお願い申し上げます。








当犬舎の純血サツマビーグルの保存普及活動も今年で早や5年を迎えようとしております。当初、ハク号とエス号の2頭でスタートした活動も、当ホームページの想定外の影響力により、全国各地の愛犬家から「よく似た犬を飼っている方が近所にいる」等々の情報や写メを送って頂き、牡3頭、牝2頭の発見をさせて頂きました。そのお蔭もあり、当初心配しておりました極近親繁殖の弊害も軽減され、順調に保存活動が進み、現在は全国で61頭(牡:40頭、牝:11頭)まで飼育されるまでになっております。
また、昨年は全国のサツマビーグル愛好家の有志により「日本狩猟犬サツマビーグル保存会」が設立されました。本年度は、この組織の充実を図るべく全国に「支部」を配置する計画であります。
今後の保存会の活動としましては、純血種としての保存活動として最も重要な個体識別管理を全国的に一元管理し、本犬種の絶滅危機解消と品種改良固定の向上に努めて行きたいと考えております。その為に保存会員が所有する種牡と台牝は前もって「マイクロチップ」を装着した上で繁殖をお願いしたいと考えております。そして、本年度より保存会員が繁殖する全ての仔犬にもマイクロチップを装着した上で譲渡し、品質保証の確保と国内で飼育されている他犬との差別化を図って参りたいと考えております。
保存会員様並びにオーナー様におかれましては、何卒、上記の活動にご理解とご協力をお願い申し上げます。
※ このマイクロチップの登録番号は、将来の『血統書』発行に使用します。







純血サツマビーグルの狩猟 第3報

本年度も後8日を残すのみとなった。年をとると本当に一年が早い!(笑)。
今猟期は、獲物の捕獲は二の次で、訓練中のアサ号と共に、雨や所用がある場合を除き毎日山入りしている。それは、午後からの山入もある。
今年は、夏は猛暑、秋は連日の雨で、アサ号も山に引いてやれなかった。10月中旬に入りアサ号とエリー号を連れて山に入るもイノシシにやられ、ほぼ1ヵ月は養生に専念。
この様な訳からアサ号を本格的に山に引くのは11月末からである。何とか来年1月13日の1才の誕生日までには、単独でシカを起し、僅かでも追鳴きが出来るまでにしてやりたいとの一念からである。
イノシシにやられた時に膝蓋骨を脱臼し、犬舎でも毎日脱臼しそれが癖になり、後ろ足を伸ばし起用に脱臼を治していた。ネットで調べても手術をしないと治らないと言う事であったが、鹿児島の師匠に相談すると、70cmほどの短い鎖で土の上に繋ぎ日光浴をさせながら養生させ、餌に小魚を加え、朝夕1時間は散歩に連れだし、決して山には入れてはならないと言われ、約1ヶ月間それを実行した。そのせいか、当初散歩中に度々脱臼してたにも拘わらず、1ヵ月後半ともなれば全く脱臼はしなくなった。また小魚のせいか全体的に骨量も豊かに大きく逞しい体躯に変貌した。
アサ号は連日の山入りにより12月の中旬頃からは、猟欲も開花し捜索範囲も自然と広くなり、毎度シカを起し追い鳴きするまでに成長した。こうなれば、後は山入を多くするのみだ!。少々の雨の日も銃は持たずに連日山入り。身体も引き締まり、特に腰回りの筋肉は物凄く大きくなり、全体的に筋肉質で猟犬らしい体躯になった。惚れ惚れする美しいサツマビーグルに成長した。膝蓋骨の脱臼も嘘のように良くなり、今では膝蓋骨を逞しい筋肉の鎧で覆っているようで、どんな形状の山野でも脱臼することは全くなくなった。以前X脚の犬を山入で治したことはあったが膝蓋骨脱臼は初めての経験である。今日までの経験から、1才頃までなら毎日山入させ、足腰を鍛錬することにより、X脚も膝蓋骨脱臼も手術なしで治せる・・・と言うノウハウを習得した。

現在は、写真のように、高鼻でシカ臭をキャッチすると、凄いスピードで寝屋に接近し、起こしとなり約2時間余り太い大きな声で追跡する。しかし、単独猟ではこの長追いは必要でなく獲物は獲れない。この時期は若さに任せガンガン追って行く・・・。高みの見物だ!。その内、主人を中心にしたサツマビーグル特有の狩り口が見られる様になる。どの犬も一度は通る関門である。完成犬になると追跡で主人から遠ざかると狩れないことを良く知っており、主人の位置確認のため何度も帰って来る。そして主人が「イケ!イケ!」と指示してやると再び捜索に入り、ベテラン犬になるとシカの先回りをして、主人の方向に追って来る・・・実に賢い狩りをする。これがサツマビーグル本来の持ち味だ!。即ち、単独猟には非常に適した犬種と言えるが、反面、若い頃の様な長追いが無くなるのでグループ猟には向かない。このことを理解せずに、サツマビーグルは追跡が下手くそとか使いにくいと言われ次第に飼育されなくなったことが、今日の絶滅危機の一因になっていると考える。
耳が長く外見は他のハウンドと変わらないために追跡も上手で帰りが良い・・・等と勝手に思い込み、訓練も先導犬まかせにしておけば自然と猟を覚える・・・等々と単純に考えているグルーブ猟専門のハンターも多いのではないか。この様な考えではサツマビーグルを飼育する資格は無い。また、この様な人は本犬の猟芸にがっかりし、その悪い吹聴を流したことから、今日サツマビーグルを絶滅に追いやった第二の要因と考えている。

話はそれたが、猟犬の目的は『捕獲』であり、「捜索範囲が広い」とか「追跡時間が長い」等々はあくまでも手段であり、それが捕獲に繋がらなくては何もならない。
狩猟のスタイルも「単独猟」を好む人、或は「グループ猟」好む人それぞれである。
サツマビーグルで大物をやる場合、単犬単独猟をする人には最適で最高の猟犬と言える。即ち、主人に足が無ければ本犬は駄犬に終わるだろう!。何よりも見極めが大事だ。

アサ号は、今日も約2時間ほど追跡したが獲物はなし・・・である。暫くは獲れない日が続くと思われるが、アサ号の成長を見守りながら、毎日山入りするのが実に楽しみだ!。
目標の1才の誕生日までに、捜索から起し追跡までの一連の猟犬としての仕事は出来るようになり安堵している。グループ猟では完成犬と言えるだろうが、今は自分の意のままに長時間追跡しているが、これが主人中心の狩に成長しなければ単独猟では使えない。しかし、これも時間が解決してくれるだろう!。即ち、サツマビーグルの特性(潜在能力)が表れるまであと少しの時間が必要だ。こうして先輩犬は単独猟の完成犬となっている。

今後は、サツマビーグルの特性でもある「帰り良し」を最大限利用し、未知の山野でアサ号の実力を更に向上させ、来年は種牡としてデビューさせたい!。直仔には素晴らしい体躯のサツマビーグルの出現が期待される。四国プリンス犬舎作出の4代目だ!!!。。。
本年度のブログは本記事で終了としたい。1年間お付き合い頂きありがとうございました。
どうか良いお年をお迎えください。また来年にお会いしましょう!!!。。。

< 写真説明 >
●上段・・・高鼻で獲物の漂臭をキャッチしている様子。
  ※ 連日の山入りで、以前の細身で足の長いイケメンと違い、筋肉質でガッチリとした体
      躯に変貌。
●中段・・・頭が動かなくなる・・・そして猛スピードで寝屋に向かっていく様子。
●下段・・・太く大きな声で追跡している様子。



























































































純血サツマビーグルの狩猟 第2話

今は、狩猟期間中ではあるが鉄砲を持たずにアサ号を連れて山に入る。
それには、下記の事情があった・・・。

実は、アサ号はエリー号と共に猟期前に山に入り、子ずれの母イノシシに尻尾の付根を噛まれ、傷と心が癒える1ヵ月余りを経て本日の山入となった。当日の話は次の通りだ。
朝8時に入山。この山は1年ほど通っていないので、山の様子見も兼ねて来た。アサとエリーを放犬後、例によって林道をゆっくりと登って行く。暫くするとエリーがギャンギャン鳴きだしアサも同調する。5分も経たぬうちにギャーギャーと言う声。何時もの様にタヌキを咥えたのかと急行すると、何と子イノシシを咥えている。しかし、アサが居ない。GPSで確認すると何かを追っている。そして10分ほど経ってこちらに向かってきた。その時である。アサが大きな声で悲鳴を上げた。しまった!・・・母イノシシにやられたか・・・と思いきや、アサが私とエリーの居るところに逃げ帰って来た。するとその後を大きなイノシシが追って来て私の前で急ブレーキ。それはやられてはいけないと大声で「コラッ!」と一括したことによる。すると何を思ったのかエリーの元に走り寄り、子イノシシを咥えている右後腿をガブリと噛んで振り回した。そしてイノシシはぐったりしている子イノシシを腹の下に隠し、こちらを威嚇して離れない。どうやら母イノシシの様だ!。急ぎアサとエリーを繋ぐが、母イノシシと我々の距離は僅か10m程。子イノシシが歩けないのでこちらを睨みつけている。その間約5分余り。母親の我が子への深い愛情に感動する。ここはそっとこの場を離れてやることにした。それにしてもイノシシの親子の情には恐れ入った。
母イノシシに気を配り、静かに下山する。ここなら大丈夫とエリーとアサの身体をチェックする。アサは尻尾の付根を噛まれ出血し、右後足を持ち上げているが外傷はない。どうやら膝蓋骨を脱臼している様なので入れてやる・・・すると足は元通りに治った。エリーは右後腿を噛まれ出血しているが軽症の様である。家に帰り、治療してやるが何れも軽傷であった。後は、アサの精神状態(イノシシへの恐怖心)が心配である。

今までの経験から、初めてイノシシにやられた時は、その恐怖心が癒えるまで約1ヶ月間は山に引かぬことである。そして今日がその1ヵ月に当たる。アサの山入が気になる。
朝8時に今まで何度も訓練に来ている山に到着。イノシシの恐怖心が少しでも残っていれば初めての山だと更に恐怖心を招く恐れがあるため、何時もの慣れた山を選んだ。放犬し、林道を何時もの様にゆっくりとアサ任せに進んで行く。しかし、今日は1ヵ月も山に入れてないのに元気(暴走気味)に走り回ることもなく、ゆっくりと高鼻で臭いを嗅ぎながら進んでいる。何かすっかり大人になった気がする・・・。暫くするとしきりに鼻を高く上げ臭いを取っている。法面を上がろうとするが崖で上がれない。少し前進し登り口を探しアサを呼ぶ。しかし、アサはしきりに臭いを取り呼んでも来ない。仕方なく引き綱に繋ぎ崖を登って、臭いを取っていた法面の上に誘導する。今度は離せとばかり綱を強く引く。イノシシでないことを祈り放犬する。GPSで確認すると尾根に向かっている。するとウォンウォンとアサの声が聞こえ無くなったと思いきや尾根を越え反対側の山に追って行く。しかし、5分で追い鳴きは止まった。暫く静寂が続く・・・。すると今度はこちらに向かって鳴いてくる様だ。アサもなかなかやるな!・・・なんて思っていると、前方から見事な三又角の大きな牡シカが私の前を掛け降りて行った・・・。しまった!。今日は鉄砲を置いて来た!。後の祭りだ。アサは大きな声でウォンウォンと追って来たが・・・ショック!!!。。。
アサはその後20分程追って帰って来た。「ヨシ!ヨシ! よくやった!」と思い切り頭を撫でて褒めてやった。山では決して褒めないが、訓練犬の顔を見て納得しているようだと思い切り褒めてやる。何時も褒めてやると慣れっこになり犬も感動がなくなって来るので、訓練犬が帰って来た顔を見て、誇らしげに帰って来た時は褒めてやっている。褒める見極めが名犬への近道である。これは言葉では表現できない・・・。オーナーも経験が必要であることは言うまでもない。次回こそは、アサに初獲物を捕獲し思う存分噛ましてやりたい・・・。

<追記>
何時もの様に昼前に帰ると、家内から滋賀県のKさんからクマとイノシシの肉が届いている・・・と連絡を聞く。早速包みを開けてみると何と綺麗にスライスした肉で、実に美味しそうである。沢山送って頂いたので、家内と早速200g単位に小分けして保存した。
早速、一回分の200gをすき焼きにして家内と食したが、何と美味しい肉なのか・・・クマとは言わなければ誰も分からず「美味しい!美味しい!」と食べるだろう・・・。次回は日曜日に子供達を呼びみんなで美味しく頂くことにする。
コハク号の初物であるので父親のハク号と母親のアキ号には一足先に夕食に添えてやったことは言うまでもない。
Kさんありがとうございました。今猟期のコハク号の更なる飛躍を祈念しています。

★写真① 高鼻を使って獲物臭をキャッチしているアサ号







































★写真② 滋賀県K氏より送られて来たクマのスライス肉
コハク号のオーナー様より、先月捕獲した同犬の初猟果が送られて来た。

・獲物は、100kg級のクマとイノシシ。

※ 詳細は、「純血サツマビーグルの狩猟 第1報」を参照

※ クマ肉は、初めて見たが、非常に綺麗な肉にビックリ!。油も乗りも良く美味しそうだ。K氏のアドバイス通りすき焼きで食べることにした。美味である(笑)







純血サツマビーグルの狩猟 第1報

平成28年度の狩猟解禁!
平成28年度の狩猟が11月15日に解禁した。解禁日が火曜日で天候も悪かったので多くのハンターは先週の日曜日が初猟となったのではないか。
当犬舎が作出した純血サツマビーグルも上は3才、下は6ヶ月となり、北は北海道、南は鹿児島まで全国各地で飼育されており、今猟期の活躍が期待される。
老ハンターは電話にて、若いハンターは写メを送って下さる。もう毎日の様にである。仕事をしない・・・等々の話は殆どない。それは年間を通して電話で訓練方法を丁寧に説明指導した成果でもあると自負している(笑)。

一方、悪い便りもある。それは大イノシシへのファイトで大ケガをしたり、死亡したりすることである。昨日も広島オーナーK様より、愛犬のボルト号が大イノシシにファイトし死亡したと・・・涙ながらの声で連絡を頂いた。「大事に育てた仔犬を譲渡してもらったのに何とも申し訳ない・・・(中略)。ボルト号は父親がシロー号、母親がエリー号で牡の6ヶ月である。昔からサツマビーグルは猟欲が発現するのが遅く1歳を過ぎても出ない犬も少なくないと言われていたが、当犬舎の保存犬は猟欲が出るのが早く、特にシロー号の直仔のその傾向が強い。ボルト号は、4ヶ月頃からオーナー様が出勤する前の夏は午前5時頃、冬は午前6時頃から近くの林道で約1時間あまり運動をしていたが、最近はタヌキやキツネを良く追うようになった・・・と大変喜んでおられた。ところが昨日林道のすぐ近くで大イノシシを見つけ激しく吠えかけたが、暫くして怒った大イノシシが猛突進し脇腹と腿を何度も牙で突き上げられ、腸が飛び出す大ケガを負い、出血多量で死亡した・・・との連絡。電話は1時間余り色々とボルト号との思い出を話されたが、気の毒で返す言葉もなく辛い一日となった(代わりの仔犬を優先的に譲渡する約束をする)。ボルト号の冥福を心より祈る。

しかし、夜になり嬉しい便りも沢山届いた。それはボルト号の敵となる素晴らしい猟果の報告であった。やはり第一報は、予想通り若い熱心なハンターの二人だった。関東(栃木)のT氏と関西(滋賀)のK氏だ。この二人はとにかく凄い!!!。猟犬の育成・訓練並びに狩猟技は、私などの老ハンターでも足元にも及ばない凄腕ハンターである。小生の後継者として頑張ってもらいたいと切望している。


以下、解禁僅かな日にちではあるが、写メを送って頂いたので、その一部を紹介する。

注) 本ブログは、ハンター以外の方も沢山ご覧になって居るので、写真の獲物頭部は自主的にカットしている。

★写真①及び②のオーナー様は、滋賀県のK氏である。愛犬はコハク号牡10ヶ月(父:ハク号×母:アキ号)である。身体は小さいが全身が筋肉とバネで出来ている様な体躯で、イノシシは止め鳴き、シカは高速で追跡する・・・と聞く。
※ コハク号の詳細は、本ブログの「純血サツマビーグルのオーナー通信 第1報」を参照。

★写真③のオーナー様は、リュウ号の所有者でもある栃木県のT氏である。愛犬はナナ号牝1.3才(シロー号の妹の子供=鹿児島生)である。ナナは現地ではノウサギ猟犬として訓練されていたが、10月末にオーナー様に飼育を託した。解禁までの僅か1ヵ月弱で、シカ猟犬として完成させたその手腕には脱帽である。氏の訓練は小生と同様に先導犬に付けずに単犬で行う事である。その為、犬は若いが猟芸に自信が溢れ、犬に落ち着きがでる・・・。写真は、ナナ号単犬での初猟果として送られて来た。あめでとうナナ!。。。
来春にはリュウ号との二世誕生が聞かれるかも。実に楽しみである。

写真① 100kg級の雄イノシシ




































写真② 100kg級のツキノワグマ雄














































写真③ 100kg級の雄シカと初猟果で意気揚々としているナナ号






































純血サツマビーグルのオーナー通信 第1報

今日までに分譲した当犬舎作出の純血サツマビーグルは、北は北海道、南は鹿児島に至る全国各地でシカ猟、イノシシ猟、ノウサギ猟等の他、クマ猟にも大活躍するまでに至っている。今振り返れば苦難の道も多かったが、こうした活躍を見ると感慨無量である。
最初の分譲犬も3歳となり仔犬の繁殖も徐々にではあるが増えて来ている。現在、純血サツマビーグルの全国飼育数(現在も調査中)は60頭に及ぶ。
また最近は、分譲先のオーナー様から家庭での様子の他、訓練、狩猟並びに有害鳥獣駆除等においても嬉しい便りが届くまでになっている。

そこでこの度より、本犬種の保存普及活動の一環として、オーナー様の投稿許可を頂いた便りを全国の純血サツマビーグル愛好家にもご紹介したいと思います。ご期待ください。

第1報は、仔犬の成長記録、訓練の様子等々をメールにて毎月報告して頂いている滋賀県K氏の愛犬「コハク号」を紹介します。
血統構成は、父:ハク号×母:アキ号の最初の仔犬で兄妹は4頭産まれたが2頭が死産で助かったの牝1牡1の2頭である。コハク号はその内の一頭(牡)で身体は小さく、かつアキ号の産後の日達が悪く哺乳も十分でなく無事育つか否か大変心配した。しかし、なんとか生後30日まで生き延び、その後は犬用ミルクをしっかり飲むようになり身体は小さいがすばしっこい元気な仔犬に成長した。コハク号は、標準よりも身体が小さいこと並びに体躯や毛色等が父親のハク号にそっくりだったことから自家用に残していたが、ある日滋賀県のK氏より電話があり、話の中で自らの猟犬に対する姿勢や考え方を聞き、若いハンターではあるがなかなかの努力家で見識もあることから、この人ならと分譲を快諾した。
遅くなったがコハク号の名前の由来は、「小さいハク」と言うことから命名されたようである。
コハク号は譲渡後も身体が小さいので心配して電話を度々していたら、その後オーナー様よりほぼ毎月、その成長ぶり(体重、写真など)をメールで送って頂いている。

コハク号は、今年の1月13日に生まれたので現在は9ヶ月になり、身体もずいぶん大きくなった。これはオーナー様の飼育管理の賜物と感謝している。生後6ヶ月頃より山に少しずつ引き基礎訓練を行い、山の楽しさ、怖さの他、逞しい基礎体力の向上等に努力され、現在では毛色以外にも身体は筋肉質でジャンプ力とスピードを持ち合わせており、当にハク号二世そのものである。コハクと言う名に負けない立派な猟犬に成長していることを嬉しく思っている。将来は種牡として絶滅の危機にある本犬種の救世主となることを切望する。
子犬の繁殖は大変な苦労もあるが、オーナー様からの嬉しい便りはブリーダー冥利に尽きる!。

現在、コハク号は弱冠9ヶ月の若犬ながら先輩犬と共にシカやイノシシの有害駆除で大活躍していると聞く。尚、シカに関しては単独で牝シカを見事に捕獲したと・・・オーナー様から嬉しい便りも届いている。もう立派なシカ猟犬として完成しているようだ。凄い!。今猟期の活躍が楽しみだ!。

以下、メールに添付されていたコハク号の有害駆除での活躍の一部を紹介する。
※ 本ブログは、ハンター以外の方も沢山ご覧になって居るので、写真の獲物頭部は自主的にカットしている。


●先輩犬とイノシシの有害駆除に参加し、見事に捕獲。


チビと言われ大きくなるのも心配されたコハク号であるが、見ての通り筋肉質でバネのある強靭な体躯を要し、追い鳴きは低く太い声で追跡すると聞く。

コハク号は、体高:45cm、体重:14kgで父親のハク号とほぼ同じ大きさに成長。

イノシシへのファイトも凄い!!!





●単犬で雌シカを捕獲。

コハク号は、この日初めて単犬で出猟し、スピーディな狩り込みから雌シカを起こし、低く太い追い鳴きで1時間ほど追跡したのち捕獲。
単犬で初めての猟果。。。(拍手)

写真は頭部をカットしているが、オー
ナー様は急所である首根っ子を一発で命中させている。凄い!!!。。。

若いハンターではあるが犬も射撃も一流のようだ!。。。