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有害鳥獣駆除

リュウ号が100kg級大鹿ゲット!

リョウ号のオーナー様で、福岡県のI氏より、久しぶりに便り(メール)が届いたので紹介する。

メール全文は以下の通りである(HPへの掲載は了解済み)。

久米様

ご無沙汰しております。

久々に報告しますね。最近のりょうちゃんは、とても優秀な犬になりました。引きこもりの利用者さんと一緒にトレーニングをしてあげる立場にもなりました。

アイコンタクトをしてくれるので、不慣れな利用者さんも大変喜んで訓練をしております。

セラピー犬としてもしっかりと実績があります。

さて、狩猟の件ですが、最近は訓練方法も工夫しております。私のGPSは音を鳴らすことができます。なので、一旦追いかけ出して反対に行きすぎたら少し立ち止った所で音を鳴らすと、帰ってきます。その時に水をあげる習慣を身につけていくと、より帰ってくるようになりました。

その結果、短距離で見つけ短距離で帰ってくるようになりました。時間にすると10分程探して、いないと直ぐに戻り、道を変えてまた探す。その繰り返しを練習していると115kgの鹿を見事に追い出してきました。何時も見かける山の主です。ビックリです。山入五分の尾根に私は居ましたが、引き出すのに1時間半かかりました。

私は体重80キロあって体重を掛けてワイヤーでコツコツと出しましたが死にそうでした。りょうは、その間ずっと噛み続けていました。嬉しかったんでしょうね。

最近は暑いので、山入は控えてます。ですが、細かい訓練は何時もしています。

メールは、以上である・・・・。


ここで少し、リョウ号について付記しておく。

父親はアサ号、母親はマレ号で、平成30年8月25日生まれの牡犬である。
当犬舎のフク号とは同腹の兄妹である。

写真は、生後60日のリョウ号である。
大きな頭骨、大きく長い耳、太い骨格、バランスの良い体躯等々、サツマビーグルのもつ資質を良く継承した秀逸犬であった。




























写真は、オーナー様と若いハンターグループがリョウを引き取りに来て、犬舎の犬に挨拶している様子。
みんな本当に犬好きで、警戒心を持っている当犬舎の犬もデレデレである(笑)





























写真は、この度のメールに添付されていたリョウ号が捕獲した大鹿である。

日本鹿では最大級の大物で、何と体重は115kgもあった様である。
捕獲は、有害駆除である。
春に落ちた角は未だ袋が掛かっている・・・これが狩猟期間中であれば見事なトロフィとなっていただろう!。




























リョウ号は、未だ1才前の若犬(幼犬?)ではあるが、もうすっかりシカ猟犬として完成している様だ!。

素晴らしい体型に加え、6ヵ月頃から猟欲が発現し、その後オーナー様の熱心な訓練もあり、生後10ヵ月頃にはシカ猟犬としてデビューしている秀逸犬である。

今後も順調に成長し、絶滅が危惧されているサツマビーグルの救世主となって欲しいと願っている。



フクちゃんの訓練記(完)


久しぶりのブログ更新です。
以前からプロバイバーのブログシステムの不具合が改善されませんでしたので更新することが出来ませんでした。

その間のブログは、別のプロバイダーniftyの『 猟犬サツマビーグルのつぶやき 』に掲載していました。
このブログは、日常の気付きなどをサツマビーグル目線で記載しており、にほんブログ村に登録し、ランキングにも参加しています。
ランキングは「狩猟犬」と「ハンティング」の2部門にトライしています。
お陰様で、狩猟犬部門では常時3位以内、ハンティング部門でも10位以内をキープしております。
応援よろしくお願いします。


さて今日は、アサ号とマレ号との間に、昨年8月25日に生まれたフク号の山入訓練の様子を紹介します。

フクちゃんは現在8ヵ月になる女の子!。
生後4ヵ月頃から基礎訓練を開始し、生後7ヵ月(今年の4月1日から)より山入訓練を開始している。


現在、訓練をしている山は下の写真の窪みの所からスタートです。
狩猟期間中も訓練用として一度も犬を入れていない。




































基礎訓練は、何時も車の出入りが少ない林道を利用しているが、本格的な山入訓練は下の写真の様な林道の脇道を利用している。

昔は車が通れたが、今は無理である。

この様な場所は、野生動物も大いに利用しており、鳥獣の臭いも濃く、猟欲発現にはもってこいの場所と言える。





































山入訓練は以下の通りである。

朝7時30分頃(夏は6時30分頃)に犬舎を出発し猟場(訓練場)には8時頃に到着。
フクちゃんを車から降ろし、首にGPSマーカーを装着し、放犬。





































訓練は、あくまでフクちゃん任せで、声を掛けたり、指示したりは一切しない。
※ 訓練犬が足元から余り離れない場合は、訓練犬とは絶対に目を合わさないよう知らん顔をして、動かずじっとしていると訓練犬は、退屈になり安心感から少しづつ遠くに足を延ばす様になる。訓練者と訓練犬の我慢比べである。

フクちゃんは現在、林道で臭いを拾うと、300m余りは狩り込んて行ける。
そして、運が良く、シカを発見(起こし)すると追い鳴きが始まる。
訓練犬がここまで仕事が出来る様になれば、訓練者も訓練犬も山に行くのも楽しくなり、もちろん追跡時間も日増しに伸びて行く。

今日のフクちゃんのと追跡軌道は下記の通りである。
写真は、GPS受信機の画面である。
<凡例>
・車印・・・車を駐車している位置(フクちゃんを放犬した場所)
・旗印・・・過去にシカを捕獲した場所(射場)
・三角印・・・訓練者の位置(最終的にフクちゃんを回収した場所)

尚、グリーンの線がシカを追跡したフクちゃんの追跡軌道である。

この追跡軌道で太くなっている線は、シカを見失い、シカが逃げて行った臭腺を捜索していることを意味する。
また、一本線の場合には、順調に追跡していることを表している。







































この日のフクちゃんの移動距離は、7km余りであった。

この間、シカを2度確認しており、運が良ければ狩れるたろう!。

もうこれだけ仕事が出来れば『シカ猟犬としてデビュー』と言っても過言ではない!。

後は、今までイノシシとは対峙していないのが気になる。

この時期、牝イノシシに抱きかかえられ噛みつかれ恐怖心を体験すると、賢い訓練犬は山に入らなくなることも少なくない。

逆に、牡イノシシに切られ大ケガをしても、一瞬の出来事から、訓練犬も恐怖心ものこらずに大成する訓練犬も多い。


【 後記 】

今回をもって、フクちゃんの訓練記は終了させてもらいます。

しかし、当犬舎の作出犬で、日々訓練に励んでいるが未だ猟欲が発現しない犬がいるオーナー様で、訓練法が分からない等々のご心配がある場合は何時でも連絡くださいませ。
( オーナー様に合った訓練法を分かりやすく丁寧に説明させて頂きます )



ハク号130kgの巨大ニホンジカ捕獲!


ハク号のオーナーT氏より、久しぶりに便りが届いた。

何とメールには、巨大な雄シカの写真が添付されていた。

再度メール返信でその大きさを問い合わせると、何と130kgとのこと。。。

驚くばかりである・・・

エゾシカなら理解も出来るが、ニホンジカでは恐らく最大級で有ろう!



写真は、T氏の長男(小学校5年生)が巨大シカと記念撮影だ!

日曜日が来ると一緒に猟に出ている様で、もう立派な勢子の様だ!・・・

それにしても、写真の雄シカの大きさには驚かされるばかりである・・・(拍手)








































このシカは、ハク号との単独猟で捕獲したとのこと・・・

ハク号も今年8才になると言うのに、独特の追い鳴きで2時間余りは追跡すると言う!。

ハク号が行くとシカが捕獲できるので、グループ仲間(4人)からの信頼も高いよだ!。

ハク号も当犬舎で種牡生活を終え、今やシカ猟の名犬として活躍してくれている。



写真は、捕獲した時のハク号・・・


元気そうで何よりである。









































2月5日には、ハク号とナナ号との間に子供が生まれる予定!


ハク号もナナ号も名シカ猟犬であり、姿芸両全の素晴らしい純血サツマビーグルの誕生を期待している・・・



参考まで、昨年度のナナ号単独でのシカ猟の猟果を添付しておく。

この時の雄シカも相当大きいが、100kg余りと聞く・・・

四国徳島では、90kgが最大である。









































日本国内の飼育数が100頭超を達成!

2018年11月1日付で、純血サツマビーグルの日本国内の飼育数が、遂に100頭を超えた。
2010年から保存普及活動を開始し、約8年で達成し、感無量である。


当初は、ハク号(牡)とエス号(牝)の2頭で保存(繁殖)活動を開始。
その後、タロー号(牡)、リュウ号(牡)、ギン号(牡)、マレ号(牝)が発見され入舎。
現在、日本国内で飼育されている純血サツマビーグルは、何れもこの6頭の直仔、孫、曾孫達である。

当犬舎のドン号は、保存活動4代目(ハク号→スズ号→アサ号→ドン号)である。
繁殖に於いては、計画的に実施し、極近親繁殖を避ける目的から、保存会事務局(四国プリンス犬舎)のPCで一元管理している。

日本国内における飼育分布図並びに飼育頭数等に関する詳細は、当ホームページ『 日本狩猟犬サツマビーグル保存会 』サイトをご覧ください。
 

以下、保存活動に大きく貢献した種牡と台牝を紹介する。

尚、下記6頭は、何れも系統が異なる鹿児島で生き残っていた純血サツマビーグルであり、四国プリンス犬舎における保存活動の基礎犬である。


①シコクプリンス・ハク号(牡:8才)
●直仔=アキ号(5才)、エリー号(5才死亡)、スズ号(5才)、シロ(4才)、カイ号(4才)、ハクオー号(3才)、トク号(3才)、サツマⅠ号(3才)、マリー号(1才)・・・
〇孫=アサ号(2才)、リク号(2才)、ヒメ号(2才)・・・
〇曾孫=ドン号(1才)、ダイ号(1才)・・・































②シコクプリンス・タロウ号(牡:死亡)
●直仔・・・シロー号(4才)、タロー号(4才)、ナナ号(4才)・・・
〇孫・・・リョウマ号(2才)、テンⅡ号(2才)、ハナ号(2才)・・・






























③シコクプリンス・リュウ号(牡:死亡
●直仔=ムサシ号(3才)、マル号(3才、ベル号・・・
〇孫=リリー号・・・




























④シコクプリンス・ギン号(牡:6才)
●直仔=アサ号(2才)、リク号(2才)、ヒメ号(2才)、リリー号(1才)・・・

〇孫=ドン号(1才)、ダイ号(1才)・・・






























⑤シコクプリンス・エス号(牝:8才)
●直仔=アキ号(5才)、エリー号(5才死亡)、スズ号(5才)、シロ号(4才)、カイ号(4才)、マル号(3才)、ムサシ号(3才)・・・












































⑥シコクプリンス・マレ号(牝:3才)
●直仔=マリー号(2才)、リヴ号(2才)、ダイ号(1才)、ドン号(1才)・・・



























今後の保存活動の課題は、後継者の育成である。

また、ハンターが高齢化で激減している昨今、狩猟犬への普及拡大は困難を極める。
柴犬等の日本犬6種も狩猟犬から家庭犬へのシフトが無ければ、恐らくは絶滅していたと考えられる。

そこで家庭犬への普及も視野に入れた活動が、今後のサツマビーグルの生き残りを掛けることになるだろう。家庭犬としての後継者(ブリーダー)の育成(発掘)が今後の目標となる。

結びに、保存会員様には、この度の日本国内の飼育数が100頭を超えると言う目標達成に大きなお力を頂き、心より感謝と御礼を申し上げます。

今後共一層のご指導ご協力の程お願い致します。



特集!サツマビーグルの猟芸 第1報:テツ号


純血サツマビーグルの保存普及活動も開始後8年を迎える。多くの試練も経験し、狩猟や訓練等を通して多くの知見も習得した。現在、国内の飼育数も79頭となり、年内にも目標の100頭達成が現実味を帯びてきた。

しかし、日本固有の獣猟犬である純血サツマビーグルの猟芸等についての報告は、過去の狩猟雑誌を見直してもその記述は稀である。
そこで、この度より、小生が元気なうちに今日までのサツマビーグルの飼育経験で得た知見を後世に残したいとの思いから、今までに飼育した全犬の猟芸について紹介したいと考えている。登場する犬は、小生の思い出順で記述する。

この度、猟犬としての関心が高い「猟芸」について、最も信頼を置いているテツ号牡5歳を第1報とし、順次紹介する。サツマビーグル普及活動の一助になれば幸甚である。


写真は、2才当時のテツ号。
サツマビーグルは、猟芸の発現が遅いと言うことが今日までの通説となっていた。
現在当犬舎で飼育しているサツマビーグルは、生後6ヵ月頃から基礎訓練を開始し、単犬で山に引き、訓練犬と共に色んな地形を歩きながら山慣れを行っている。
頻度は週に2~3度である。
訓練犬の体力に合わせて行い、山に来ることが楽しいことを学ばせている。
訓練犬が山慣れしてくると、主人はゆっくりと歩き、又は同じ場所で立ち止まるを繰り返すと、若い訓練犬は体力を持て余し、主人が居ることを確認しながら、段々と遠くまで足を伸ばすようになる。主人から100m余り離れて捜索が出来るようになると、自然と獲物に出会う確率も高くなり、初めての起こしに繋がり、猟犬として覚醒する。最初は100mや数分程度の追い鳴きとなるが、主人は腰を落として訓練犬の帰りを迎えてやり、大いに褒めてやる。訓練犬は褒めてやることが、猟芸向上の秘訣となる。
訓練の詳細は、当ホームページの『 猟犬としての飼育・訓練法 』サイトを参照。


さて、本題のサツマビーグルの猟芸にもどすとしよう。
今日まで飼育したサツマビーグルは、8年前に鹿児島から初めて持ち帰った①ハク号、②エス号、③ベン号、2年遅れて④テツ号、⑤リュウ号、⑥シロー号、3年遅れて⑦マレ号が入舎している。その後前記した基礎犬を基に、当犬舎で作出した⑧アキ号、⑨エリー号、⑩アサ号、⑪ドン号の11頭を飼育し、猟犬として完成させている。
この頭数では、いささか知見不足も止むを得ないが、8年前にハクとエスからスタートした保存普及活動なので、これも良しとして私見を述べてみる。

先ず、上記した11頭は全てシカ・イノシシ猟犬として完成しているが、何れも同じ猟芸とはいかない。
おおよそ、外形(体型)から判断し3タイプに分けられる。
1)胴長で足が短いタイプは、地鼻を多用し、中速で追跡するため、ノウサギやタヌキ等の小物に向いている。
2)胴が箱型で足の長いタイプは、高鼻を多用し、林道からでも実に素早く漂臭をキャッチし、寝屋に急行すや高速追跡を開始する。シカの天敵となり得る猟犬と言える。
このタイプは体高が55cmを超える大型で美しく猟芸も素晴らしいが、作出は難しい。
3)上記の中間タイプ
高鼻と地鼻を上手く使い分け、追跡速度も臨機応変に変えることが出来る。

いずれのタイプも若犬時代は、体力任せで2時間余り長追いするが、2歳を超えるころから賢い狩りに変身し、主人から遠ざかって直線的に尾根超えをするような場合は、約30分程追跡した後、主人の下に一旦帰って来る犬が多い。単独猟にとって最良である。

しかし、上記した3タイプは、生後60日目頃の仔犬での見極めは未だ判断できないでいる。理由の一つに、鹿児島ではここ十数年前からサツマビーグルを繁殖するハンターが居なくなり、自然淘汰でその飼育数が激減し、一部のごく少数のサツマビーグル愛好家が細々と繁殖を行っていたため、従来居た、大型、中型、小型の3タイプの系統が崩壊し、純血を守ることを優先し、止む無くミックス交配をしてきた。両親の外見から判断し、ベストの繁殖をしたと思っても、一胎中には色んなタイプが生まれ、思うようにはいかない。

現在、当犬舎では中型を目標に系統繁殖を行っており、現在4代目となっている。しかし、、体型だけの固定なら可能と思うが、猟犬としての能力(猟芸)も考慮せねばならない。
中型でよく発達した頭骨に大きく長く垂れた耳を有し、骨太でガッチリした体躯で、尻尾が上部にピンと立っている。所謂「頭がバセット、胴体は小型の米系ポインター」の様な容姿、かつ猟芸は高鼻と地鼻を巧みに使い分け、狩り込みはエネルギッシュで、起こしが早く、連続追い鳴きで高速追跡し、戻り(帰り)が良い・・・と言うのが理想的なサツマビーグルと言えるが、実に難しい!。やはり遺伝的に固定される7世代を数えないと無理と考える。

また、現存するサツマビーグルの血縁関係は近く、系統保存を急ぎ近親交配を行うと、遺伝障害が発生することも少なくない。現状では4系統の種牡を所有しているが、異系とは言えず、実際に繁殖し、血液係数等を判断しするしか方法はない。現在、79頭全ての情報(血統)は、当犬舎がコンピューターで一元管理しているので、現在は遺伝障害は発生していない。
現在のサツマビーグルは、数か非常に少ないため、厳重な管理の下で繁殖した仔犬を購入しないと、案に安いからと言う安易な気持ちで手に入れると、その子孫に遺伝障害が発生するリスクも高くなる。良く電話で問い合わせがあるので、誰から購入したと言う事を聞くとその系統もおおよそ見当がつく。サツマビーグルの将来への存続のためにも、販売目的だけの繁殖は慎んでほしいと願っている。また、購入しないことである。

話は、どんどん擦れてしまうのが小生の欠点でもあり勘弁願いたい。
話を戻し、上記した11頭のうち、前記した理想的なサツマビーグルに、唯一もっとも近い猟芸をするのが「テツ号」である。
良く受ける質問に、犬を1頭しか飼ってはならないと言われたら、どの犬を残しますか?・・・即!テツ号と答えている!。
しかし、テツ号にも欠点が一つだけある。それは子種がなく、種牡として使えないことである。もし・・・が許されるなら、今頃はテツ号の直仔を中心とした系統繁殖(品種改良)をしていただろう。そして、その系統(血統)は、後世に残るサツマビーグルとして愛育されていたと思う。あまり考えると虚しくなるので種牡の話はこの辺で置くことにする。

テツ号は、犬舎では静かで大人しく、小生の孫たちが犬舎にノコノコと入って行き、悪さをしても絶対に怒ったりはしない、利口で賢い犬である。
山に行っても主人と連絡性が良く、かなり広く捜索していても、帰れコール「20番スラッグ弾の空ケースで『ピィピィッピィー』と短く区切って吹く」をすると、必ず主人の下に返って来る。単独猟犬としての資質は申し分ない。


以下、テツ号との思出写真を紹介する。

写真は、東京のペット専門雑誌社より取材を受けるテツ号
















写真左は、「特集ビーグル犬」の単行本に全カラー5Pに渡り「テツ号」が大きく紹介され、一般の愛犬家にも日本にもサツマビーグルと言う固有の獣猟犬がいることが報知された。
反響が大きく出版後、3週間余りは多くのビーグル愛好家からメールや電話が殺到し、その対応に追われた。

その後、ペットとしての譲渡依頼も多くなっている。


写真は、テツ号が初めて狩った大きな雌イノシシ。

テツ号のイノシシ猟は、主人が来るまではイノシシとの安全距離を維持し、大きな声で鳴き続ける。イノシシにはウォ~ンウォ~ンと低い声で長く引っ張る鳴きをする。

シカは、起こすと直ぐに逃げるので、ウォウォと短く鳴きながら追跡する。

この鳴き方で獲物の種類が分かる。

また、ヤマドリには、連続で鳴かず、動きが機敏になるので直ぐ分かる。
弾を入れ替える時間も取れ、実に面白い狩りが堪能できる。

装弾は、スラッグ弾及び6粒弾に加え、5号弾も4発持っている。

テツ号と狩りをすることで、本当の意味での「一犬・二足・三鉄砲」と言われた単独猟の神髄が良く理解できる。
サツマビーグルを飼育するまでは、約30年間、アメリカンビーグルで狩猟やトライアルで楽しんで来た。そのアメリカンビーグルは、現在、四国プリンス系ビーグルとして13代目を数えている。現在、当犬舎にアメリカンビーグルは居ないが、熱心なビーグラーにより系統保存されている。


写真は、テツ号が初めて狩った大きな牡シカ。

何時も牝シカばかりで、何時かは森の皇帝と言われる大型の牡シカを是非とも撃ちたいと思っていた。

この時のことは今でもよく覚えている。
テツ号がエネルギッシュに杉山を登って行き、雑木林に差し掛かった時、何時もなら前鳴きをするのだが、この日は全く鳴かないで登って行く。暫くして止まり、動かない。恐らく大シカと向き合っており、テツ号の迫力に委縮した大シカが隙を見で杉山を駆け下りてきたと推察する。
すぐさま2発撃つが興奮して当たらない。その後テツ号は30分余り高速で追い鳴きする。大シカはたまらず、元の寝屋に戻って来た。その時の様子は、白い息をハーハーと吐き、意識朦朧の様で、小生が居るのも構わず前進してきた。
すぐさま射撃体勢をとり、1発撃つとドサ!と倒れた。思わず銃を置き大シカの下に行くと、何と!、よろよろと起き上がり、逃げて行った。血のりは転々と付いている。直ぐにテツ号がやって来るが、私には目もくれず追い鳴きをしていった。GPS受信機で暫く様子を見ていると、500m程行った杉山で、テツ号が同じ場所で鳴いている。
その場所に歩いては遠いので、車で15分ほどかけ現地に向かった。車を駐車したころから数十メートル横に行った杉山の谷筋で、テツ号が大シカの周りを旋回しながら大声で鳴き続け、小生が到着するまで大シカを止めていた。
初めて近くで見る憧れの森の皇帝!。しばし、牡の大シカに見とれていたのは言うまでもない。

その後、テツ号とシカ猟やイノシシ猟で、大いに楽しんで来た。特に、これだけ私がサツマビーグルに特化し、全てを犠牲にしてまでも保存普及活動に従事している理由の一つにテツ号との出会いが実に大きい。

テツ号によって、サツマビーグルの猟芸を心行くまで堪能できた気がする。種牡として使用できないまでも、犬舎に居るだけでその実力と普及活動への功績は大きく、存在感がある。
当犬舎の広報部長として、多くの見学者様にサツマビーグルの良さを広め、好印象を頂いている。
今後も素晴らしい猟犬として元気で長生きしてほしいと願っている。

年寄って、足が弱った老ハンターの単独猟犬として、テツ号の様なサツマビーグルは素晴らしい伴侶となるだろう!。
恐らくこれだけ利口で賢く、猟犬としてだけでなく、主人や家族にも忠誠心が強く思いやりがある犬種はないと断言できる。そうでなければ保存普及活動はとてもでないができない。


次回は、どの犬が登場(紹介)されるかは想像しながら楽しみにお待ち下さい。

では、次回にお会いしましょう!。。。

これからも暫くは、猛暑日が続くと思いますが、お身体には十分ご自愛下さいませ。