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ハクの仔犬がやって来た!

待ちに待っていたハク号の仔犬がやって来た!。

写真は、下記の通りである。

生後4ヵ月とは思えない落ち着きと、素晴らしい体躯の仔犬は今まで見たことがない。

































体型は、良く発達した頭骨、絞りの大きく長い耳、骨太の四肢、バランスの良い筋肉質の体躯等々、殆ど欠点が見つからない秀逸犬で有る。
体毛は、父親と瓜二つの純白の短毛であり、実に美しい。
性格は、静かで大人しく物怖じしないで堂々としている。

血統は、父がハク号、母がナナ号で、平成31年2月4日生まれの牡4ヵ月である。

写真は、父親と平成30年度猟期の猟果(雄シカ130kg)。























写真は、母親のナナ号と平成30年度猟期の猟果(雄シカ100kg級)。






















仔犬は、両親の良血を継承する素晴らしいシカ猟犬になってくれることを切望する。

今後、本犬の成長記録は、当ブログ、別ブログ並びにFacebook等を通して紹介して行く予定である。




まだ残っていたサツマビーグル!

昨日、「サツマビーグル」及び「薩摩ビーグル」でネット検索をしていたところ、里親募集と言うコーナーで、何と純度の高いサツマビーグルを発見した。

これが、その写真だ!( 推定3才の牡犬 )















写真が小さいので拡大するとボケて全体像が見えなくなるので、鮮明な写真並びに本犬の詳細は、下記のネット検索のリンクでご覧頂きたい。


ネット検索を見る場合は右をクリック     ネットを見る!


本犬は、愛知県刈谷市で迷子になっている所を動物愛護センターに収容されたようだ。
収容時は、体重が15kg余りでガリガリに痩せいたようでだ。現在は17kgになっているようだが、写真を見る限り未だ凄く痩せている。恐らく、体高58cm、体重25kg余りの大型犬とであったと推察する。凄く痩せていることから迷子になって2週間余りたっていると考えられ、狩猟中に行方不明になったか、もしくは民家のない深山に捨てられたかと思われるが・・・原因は分からない。

50年程前の昔には、愛知県等の東海地区ではサツマビーグルが盛んに飼育されていたことが分かっており、今日発見されても不思議ではない。
本犬も、写真だけで実際は見てみないと判断は出来ないが、かなり純度の高いサツマビーグルと推察する。しかし、茶色の小斑点が少し大きいのが気になるが・・・。

残念ながら本犬は『 去勢 』されており、繁殖には使えない!・・・ 残念である!

尚、本犬は当犬舎で繁殖した犬ではない。5年前にこの様な茶ゴマの小斑点がある仔犬が1頭生まれているが、牝犬であることから断言できる。


【 総括 】

本犬は、当犬舎のテツ号(牡)と同様に、黒色の他、茶色の小さい斑点が体にびっしり入っている。恐らく「樺山系」を継承するサツマビーグルと推察する。
この系統の特徴は、サツマビーグルでは非常に稀な「茶色の小斑点」がトレードマークで有る。体型は大型で大物猟に使われていたと聞く。
猟芸が非常に良かったことからみんなが欲しがったが、オーナーが明治政府の西郷隆盛と同郷(薩摩:鹿児島県)で海軍大将の樺山氏とあって、門外不出となっていた。
しかし同氏が亡くなってからは、使用人の一人が退職金代わりに成犬数頭をもらい受け、地元に持ち帰り猟に使用していたようである。原種は、ハーリア等と言われている。

また、この系統は、生後60日になっても鼻が黒くならずに、白色が残るのが特徴だったと言い伝えが残っている。また、仔犬を選別する際は、身体にゴマ(茶色の小斑点)が入っているか、もしくは鼻に白が残っているもは猟芸が優れていると言う経験から、好んで残していたようである。使用人も主人に見習い仔犬の選別に使っていたと言われている。
ゴマ犬、ハナシロ犬の語源は、どうやらここから出たのではと考えられる。

その後、昭和に入り各地域で固定されていたサツマビーグルの中からバセットが入血された犬は絞り耳で長く垂れ美しかったことから保存会が発足し、盛んに品評会が行われるようになり、現在のサツマビーグルが誕生したと考えられている。
※ サツマビーグルの誕生秘話は『サツマビーグルのルーツをご覧頂きたい。

この頃の毛色は、今も同じで白地に黒班の犬が大半を占めていたが、耳が現在ほど長くなく、逆にクロが多い犬(バセットの血が濃い)は耳が絞り耳で大きく長く垂れ、猟芸(ノウサギ猟)も優れていたので好感された。しかし、このクロ色(白黒タンで黒勝ち)の犬は、中々遺伝継承されなかったようである。
どうやらクロ犬の語源は、愛好家の的(憧れ)になっていたバセットカラーから来ていると推測され、美しい犬の代名詞だったと考えられる。

サツマビーグルの飼育歴約70年の師匠から、仔犬の選別で良く耳にする言い伝えがある。

それは、昔より「 ゴマ、クロ、ハナシロにバカ犬なし!」・・・
もしこの仔犬が生まれたら迷わず残せ!・・・(猟芸は間違いなしと言う意味)


【 解説 】

●ゴマ犬とは、全身に茶色の小斑点が入っている犬のことである
100頭に1頭出るか?と言われる幻のカラー(毛色)である。
当犬舎でも今日までに1頭(牝)生まれただけである。
※ 本特性は、遺伝子しないと言われており、固定は困難と考えられる。

写真は、当犬舎のテツ号。

※ 本カラーは、ゴマ犬と言われ珍重されて来た。

※ 素晴らしい猟芸で活躍中

※ 茶色の小斑点をゴマと呼ぶ。







●ハナシロ犬とは、前途した「樺山系」の再来と言われており、猟芸は素晴らしい犬が多い。
当犬舎のマリー号、リリー号、アサ号もハナシロ犬で、師匠の勧めもあり自家用として残したが、猟欲の発現も早く、素晴らしいシカ猟犬として活躍している。
但し、ハナシロ犬は、遅くても生後10ヵ月頃迄には、鼻は全て黒くなる。
※ 優秀な樺山系の繁殖(遺伝継承)は成犬になると全く分からくなるので、仔犬時の情報が繁殖には特に重要である。 この特性も中々固定できない。

写真は、シロハナの仔犬。

※ 他の仔犬は、みんな鼻は黒くなっている。

※ 当犬舎も系統繁殖4代目となり、1胎に1~2頭は遺伝継承している。

※ 過去にも当犬舎以外に3頭飼育されているが、何れも素晴らしい猟芸で活躍中である。

※ 当犬舎でも自家用にはハナシロを迷わす残すようにしているが、数が僅少。







●クロ犬とは、全身が黒勝ちの犬のことで、一般の白地に黒班の毛色とは全く異なる。
このことからビーグルの隔世遺伝等と言われがちだが、実は品種改良過程からバセットの遺伝子が大きく関与していると考えられている。
※ 本特性も遺伝しないと言われており、当犬舎の繁殖でもドン号1頭だけである。


写真は、現在生まれいるマレの仔犬(牝)。

※ この度は、何とリリーの仔犬(牡)にも1頭生まれている。

※、仔犬は、異なる系統であり、繁殖は可能である。遺伝継承の有無が気になる。

※ 将来は、仔犬の両オーナー様の協力の下、是非繁殖してみたいと考えている。

★もし黒勝ちのサツマビーグルが固定出来れば、サツマビーグル誕生150年史上の快挙となるだろう!。




写真は、マレの前腹仔のドン号。

※ 本カラーは、クロ犬と言われ珍重されて来た。

◎ ドン号は、ハナシロ犬でもあり、非常に稀な遺伝特性を2つを有し誕生した。 生後6ヵ月頃よりシカ猟犬として覚醒し、現在は完成犬となっている。

※ 白地に丸い黒班も美しいが、やはり黒勝ちのトライカラーは光が当たると黒光りし、一味違う美しさが感じられる。









【 後記 】
小生もサツマビーグルの保存(繁殖)をして8年が経過した。
当初、上記した仔犬が産まれた時は、淘汰すべきか否か、心配で鹿児島の師匠に教えを講じた。

一般的に承知しているサツマビーグルは、絞り耳で長く垂れ、鼻は黒、毛色は白地に黒班の三毛(白黒タン)で尻尾はピンと立っていると言うイメージがある。

最近まで、ゴマ犬、クロ犬、ハナシロ犬は雑種扱いするオーナー様も多かった。
小生も丁寧に説明するが、当初は半信半疑で信じてもらえなかった。
そこで、ハナシロ犬に対しては、『1才までに鼻が黒くならなかった場合は売値で買い戻します』と言って納得してもらった思いがある。現在もそうしている。

ゴマ犬の代表は「テツ号」、クロ犬の代表は「ドン号」が当犬舎に居り、ブログ等でその訓練の様子や実猟での活躍ぶりを紹介し、今では『 雑種 』等と言われることも無くなった。


但し、次の犬は淘汰(又は去勢・避妊手術を実施)の対象としている・・・
狐顔、短耳、赤鼻、巻尾並びに白・黒・茶等の単一色、又は虎毛や長毛等は原種(ハーリア、バセットハウンド、英系ビーグル、フォックスハウンド等)から判断し、雑種の可能性が高いと考えられている。
当犬舎では未だ生まれていないが、躊躇なく「淘汰」する。

最近、プロットやブルーチック、ウォーカー、カラツ、米ビーグル等のハウンドの血液が入った半血(雑種)をサツマビーグルと偽って販売しているらしいが、仔犬を産ませれば雑種は一目瞭然である。

当犬舎では、発祥地鹿児島県での15年に渡る犬見聞、情報収集並びに飼育・繁殖等の実経験から、当該犬の外見を見れば純血サツマビーグルか否かはほぼ判別(断定)することが可能と考えている。


お願い・・・近くでサツマビーグルが居る情報が有れば、是非に当犬舎にご一報を頂ければ幸甚です。


特集!サツマビーグルの猟芸 第1報:テツ号


純血サツマビーグルの保存普及活動も開始後8年を迎える。多くの試練も経験し、狩猟や訓練等を通して多くの知見も習得した。現在、国内の飼育数も79頭となり、年内にも目標の100頭達成が現実味を帯びてきた。

しかし、日本固有の獣猟犬である純血サツマビーグルの猟芸等についての報告は、過去の狩猟雑誌を見直してもその記述は稀である。
そこで、この度より、小生が元気なうちに今日までのサツマビーグルの飼育経験で得た知見を後世に残したいとの思いから、今までに飼育した全犬の猟芸について紹介したいと考えている。登場する犬は、小生の思い出順で記述する。

この度、猟犬としての関心が高い「猟芸」について、最も信頼を置いているテツ号牡5歳を第1報とし、順次紹介する。サツマビーグル普及活動の一助になれば幸甚である。


写真は、2才当時のテツ号。
サツマビーグルは、猟芸の発現が遅いと言うことが今日までの通説となっていた。
現在当犬舎で飼育しているサツマビーグルは、生後6ヵ月頃から基礎訓練を開始し、単犬で山に引き、訓練犬と共に色んな地形を歩きながら山慣れを行っている。
頻度は週に2~3度である。
訓練犬の体力に合わせて行い、山に来ることが楽しいことを学ばせている。
訓練犬が山慣れしてくると、主人はゆっくりと歩き、又は同じ場所で立ち止まるを繰り返すと、若い訓練犬は体力を持て余し、主人が居ることを確認しながら、段々と遠くまで足を伸ばすようになる。主人から100m余り離れて捜索が出来るようになると、自然と獲物に出会う確率も高くなり、初めての起こしに繋がり、猟犬として覚醒する。最初は100mや数分程度の追い鳴きとなるが、主人は腰を落として訓練犬の帰りを迎えてやり、大いに褒めてやる。訓練犬は褒めてやることが、猟芸向上の秘訣となる。
訓練の詳細は、当ホームページの『 猟犬としての飼育・訓練法 』サイトを参照。


さて、本題のサツマビーグルの猟芸にもどすとしよう。
今日まで飼育したサツマビーグルは、8年前に鹿児島から初めて持ち帰った①ハク号、②エス号、③ベン号、2年遅れて④テツ号、⑤リュウ号、⑥シロー号、3年遅れて⑦マレ号が入舎している。その後前記した基礎犬を基に、当犬舎で作出した⑧アキ号、⑨エリー号、⑩アサ号、⑪ドン号の11頭を飼育し、猟犬として完成させている。
この頭数では、いささか知見不足も止むを得ないが、8年前にハクとエスからスタートした保存普及活動なので、これも良しとして私見を述べてみる。

先ず、上記した11頭は全てシカ・イノシシ猟犬として完成しているが、何れも同じ猟芸とはいかない。
おおよそ、外形(体型)から判断し3タイプに分けられる。
1)胴長で足が短いタイプは、地鼻を多用し、中速で追跡するため、ノウサギやタヌキ等の小物に向いている。
2)胴が箱型で足の長いタイプは、高鼻を多用し、林道からでも実に素早く漂臭をキャッチし、寝屋に急行すや高速追跡を開始する。シカの天敵となり得る猟犬と言える。
このタイプは体高が55cmを超える大型で美しく猟芸も素晴らしいが、作出は難しい。
3)上記の中間タイプ
高鼻と地鼻を上手く使い分け、追跡速度も臨機応変に変えることが出来る。

いずれのタイプも若犬時代は、体力任せで2時間余り長追いするが、2歳を超えるころから賢い狩りに変身し、主人から遠ざかって直線的に尾根超えをするような場合は、約30分程追跡した後、主人の下に一旦帰って来る犬が多い。単独猟にとって最良である。

しかし、上記した3タイプは、生後60日目頃の仔犬での見極めは未だ判断できないでいる。理由の一つに、鹿児島ではここ十数年前からサツマビーグルを繁殖するハンターが居なくなり、自然淘汰でその飼育数が激減し、一部のごく少数のサツマビーグル愛好家が細々と繁殖を行っていたため、従来居た、大型、中型、小型の3タイプの系統が崩壊し、純血を守ることを優先し、止む無くミックス交配をしてきた。両親の外見から判断し、ベストの繁殖をしたと思っても、一胎中には色んなタイプが生まれ、思うようにはいかない。

現在、当犬舎では中型を目標に系統繁殖を行っており、現在4代目となっている。しかし、、体型だけの固定なら可能と思うが、猟犬としての能力(猟芸)も考慮せねばならない。
中型でよく発達した頭骨に大きく長く垂れた耳を有し、骨太でガッチリした体躯で、尻尾が上部にピンと立っている。所謂「頭がバセット、胴体は小型の米系ポインター」の様な容姿、かつ猟芸は高鼻と地鼻を巧みに使い分け、狩り込みはエネルギッシュで、起こしが早く、連続追い鳴きで高速追跡し、戻り(帰り)が良い・・・と言うのが理想的なサツマビーグルと言えるが、実に難しい!。やはり遺伝的に固定される7世代を数えないと無理と考える。

また、現存するサツマビーグルの血縁関係は近く、系統保存を急ぎ近親交配を行うと、遺伝障害が発生することも少なくない。現状では4系統の種牡を所有しているが、異系とは言えず、実際に繁殖し、血液係数等を判断しするしか方法はない。現在、79頭全ての情報(血統)は、当犬舎がコンピューターで一元管理しているので、現在は遺伝障害は発生していない。
現在のサツマビーグルは、数か非常に少ないため、厳重な管理の下で繁殖した仔犬を購入しないと、案に安いからと言う安易な気持ちで手に入れると、その子孫に遺伝障害が発生するリスクも高くなる。良く電話で問い合わせがあるので、誰から購入したと言う事を聞くとその系統もおおよそ見当がつく。サツマビーグルの将来への存続のためにも、販売目的だけの繁殖は慎んでほしいと願っている。また、購入しないことである。

話は、どんどん擦れてしまうのが小生の欠点でもあり勘弁願いたい。
話を戻し、上記した11頭のうち、前記した理想的なサツマビーグルに、唯一もっとも近い猟芸をするのが「テツ号」である。
良く受ける質問に、犬を1頭しか飼ってはならないと言われたら、どの犬を残しますか?・・・即!テツ号と答えている!。
しかし、テツ号にも欠点が一つだけある。それは子種がなく、種牡として使えないことである。もし・・・が許されるなら、今頃はテツ号の直仔を中心とした系統繁殖(品種改良)をしていただろう。そして、その系統(血統)は、後世に残るサツマビーグルとして愛育されていたと思う。あまり考えると虚しくなるので種牡の話はこの辺で置くことにする。

テツ号は、犬舎では静かで大人しく、小生の孫たちが犬舎にノコノコと入って行き、悪さをしても絶対に怒ったりはしない、利口で賢い犬である。
山に行っても主人と連絡性が良く、かなり広く捜索していても、帰れコール「20番スラッグ弾の空ケースで『ピィピィッピィー』と短く区切って吹く」をすると、必ず主人の下に返って来る。単独猟犬としての資質は申し分ない。


以下、テツ号との思出写真を紹介する。

写真は、東京のペット専門雑誌社より取材を受けるテツ号
















写真左は、「特集ビーグル犬」の単行本に全カラー5Pに渡り「テツ号」が大きく紹介され、一般の愛犬家にも日本にもサツマビーグルと言う固有の獣猟犬がいることが報知された。
反響が大きく出版後、3週間余りは多くのビーグル愛好家からメールや電話が殺到し、その対応に追われた。

その後、ペットとしての譲渡依頼も多くなっている。


写真は、テツ号が初めて狩った大きな雌イノシシ。

テツ号のイノシシ猟は、主人が来るまではイノシシとの安全距離を維持し、大きな声で鳴き続ける。イノシシにはウォ~ンウォ~ンと低い声で長く引っ張る鳴きをする。

シカは、起こすと直ぐに逃げるので、ウォウォと短く鳴きながら追跡する。

この鳴き方で獲物の種類が分かる。

また、ヤマドリには、連続で鳴かず、動きが機敏になるので直ぐ分かる。
弾を入れ替える時間も取れ、実に面白い狩りが堪能できる。

装弾は、スラッグ弾及び6粒弾に加え、5号弾も4発持っている。

テツ号と狩りをすることで、本当の意味での「一犬・二足・三鉄砲」と言われた単独猟の神髄が良く理解できる。
サツマビーグルを飼育するまでは、約30年間、アメリカンビーグルで狩猟やトライアルで楽しんで来た。そのアメリカンビーグルは、現在、四国プリンス系ビーグルとして13代目を数えている。現在、当犬舎にアメリカンビーグルは居ないが、熱心なビーグラーにより系統保存されている。


写真は、テツ号が初めて狩った大きな牡シカ。

何時も牝シカばかりで、何時かは森の皇帝と言われる大型の牡シカを是非とも撃ちたいと思っていた。

この時のことは今でもよく覚えている。
テツ号がエネルギッシュに杉山を登って行き、雑木林に差し掛かった時、何時もなら前鳴きをするのだが、この日は全く鳴かないで登って行く。暫くして止まり、動かない。恐らく大シカと向き合っており、テツ号の迫力に委縮した大シカが隙を見で杉山を駆け下りてきたと推察する。
すぐさま2発撃つが興奮して当たらない。その後テツ号は30分余り高速で追い鳴きする。大シカはたまらず、元の寝屋に戻って来た。その時の様子は、白い息をハーハーと吐き、意識朦朧の様で、小生が居るのも構わず前進してきた。
すぐさま射撃体勢をとり、1発撃つとドサ!と倒れた。思わず銃を置き大シカの下に行くと、何と!、よろよろと起き上がり、逃げて行った。血のりは転々と付いている。直ぐにテツ号がやって来るが、私には目もくれず追い鳴きをしていった。GPS受信機で暫く様子を見ていると、500m程行った杉山で、テツ号が同じ場所で鳴いている。
その場所に歩いては遠いので、車で15分ほどかけ現地に向かった。車を駐車したころから数十メートル横に行った杉山の谷筋で、テツ号が大シカの周りを旋回しながら大声で鳴き続け、小生が到着するまで大シカを止めていた。
初めて近くで見る憧れの森の皇帝!。しばし、牡の大シカに見とれていたのは言うまでもない。

その後、テツ号とシカ猟やイノシシ猟で、大いに楽しんで来た。特に、これだけ私がサツマビーグルに特化し、全てを犠牲にしてまでも保存普及活動に従事している理由の一つにテツ号との出会いが実に大きい。

テツ号によって、サツマビーグルの猟芸を心行くまで堪能できた気がする。種牡として使用できないまでも、犬舎に居るだけでその実力と普及活動への功績は大きく、存在感がある。
当犬舎の広報部長として、多くの見学者様にサツマビーグルの良さを広め、好印象を頂いている。
今後も素晴らしい猟犬として元気で長生きしてほしいと願っている。

年寄って、足が弱った老ハンターの単独猟犬として、テツ号の様なサツマビーグルは素晴らしい伴侶となるだろう!。
恐らくこれだけ利口で賢く、猟犬としてだけでなく、主人や家族にも忠誠心が強く思いやりがある犬種はないと断言できる。そうでなければ保存普及活動はとてもでないができない。


次回は、どの犬が登場(紹介)されるかは想像しながら楽しみにお待ち下さい。

では、次回にお会いしましょう!。。。

これからも暫くは、猛暑日が続くと思いますが、お身体には十分ご自愛下さいませ。





年内に国内飼育数100頭達成か?

全国的に、連日猛暑日が続いている。
四国徳島もここ1ヶ月間で雨が降ったのは、先日の台風12号が上陸した3日間だけで、他はカンカン照りの気温35℃超えの猛暑日となっている。

犬の管理は、人間と同じで高温による「熱中症」を中心に対策を講じている。非接触型デジタル温度計で犬舎や運動場を適時測定しているが、気温38℃ともなると、寒冷紗効果も効かず運動場のコンクリート床は30℃を超える。朝9時から大型扇風機2台をフル運転しているが、イヌは口を大きく開け、息遣いも荒くなってくる。特に子犬は大変である。あまり暑い時は水風呂に入りてやると気持ちよさそうにじっとしている。

さて話を戻すが、現在、日本国内に純血サツマビーグルは79頭飼育されている。ここ数年増加が止まり、逆に牝犬が狩猟中に5頭も死亡しいる。
しかし、最近やっとサツマビーグル保存会のオーナー様が重い腰を上げ、繁殖に協力して頂けることになった。

現在(8/6)の繁殖状況は以下の通りである。
●当犬舎での繁殖中は3頭。
※ 詳細は「分譲連の紹介」サイトを参照。
①マリー号=仔犬は3頭・・・順調に生育している。
②リリー号=6頭(推定)・・・8月21日出産予定。
③マレ号 =6頭(推定)・・・8月26日出産予定。
当犬舎での増加頭数は、推定15頭となる。

●保存会員での繁殖中は2頭。
①秋田県=6頭(推定)・・・8月23日出産予定。
②滋賀県=6頭(推定)・・・8月11日交配予定
保存会員での増加頭数は、推定12頭となる。


捕らぬ狸の皮算用・・・・・79+15+12=106頭

サツマビーグルの保存普及活動を開始して、今年で8年目となる。当初の目標は「100頭」であったので、上記の通り上手くいけばやっと年内に達成できる。
しかし、この猛暑!!!。仔犬が簡単に大きく育つ確証は何も無い。難しいと考えるのが妥当かもしれない。しかし、何とか達成したいものである。


今後の課題は、後継者の育成である。
これは今後サツマビーグルの保存活動の最大のテーマでもある。
現在の様に、小生と一部のブリーダーが細々と繁殖している現状では、10年後にはやがて絶滅の危機が再来することが予測される。

個人で「一犬種」の保存活動をするには限界がある。それを可能にするには多くの犠牲をはらわなければ達成(実行)できない。当然そこには家族や付近住民の理解も含まれる。

しかし、これ等をクリアー出来る後継者が今どれほど居るだろうか。
現状では難しいと思われる。やはり保存活動におけるあらゆる負担軽減の意味から考慮すると、やはり保存会員が一致団結して取り組むことが最良かつ最適と考えられる。
しかし、そこにはベストリダーの資質が求められるのは言うまでもない。


この8年間の保存普及活動を通じ、改めて先人の苦労が身に染みる日々である。


写真は、トップページにも採用しているお気に入りの1枚である。
※ この写真は、サツマビーグルの狩猟の取材で来舎された記者が撮影し頂いた。
※ テツ号は、私の解説通り見事に行動し、記者の前に牡シカを追い鳴きして来た。








































四国プリンス系サツマビーグル


写真は4代目のドン号(牡10ヵ月)


※ 今猟期から、単独シカ猟犬としての活躍を期待している。