サツマビーグル若牡テツ号・・・訓練開始7日目でシカを追う!
日本狩猟犬「サツマビーグル」の郷 - 四国プリンス犬舎は絶滅寸前の狩猟犬“純血”サツマビーグルの保存・普及に取り組んでいます
RSS フォローする ファンになる

最新記事

フクちゃんの訓練記(完)
フク号が遂に猟欲発現!
ハク号とナナ号の仔犬!②
ハク号とナナ号の仔犬!
ハク号130kgの巨大ニホンジカ捕獲!

カテゴリー

4段角
GPSドックマーカー
イノシシ猟
ウサギ猟
かかし
カラス駆除
クマ猟
クマ猟犬
クレー射撃
けもの道
サツマビーグル
サツマビーグルの仔犬
サツマビーグルの繁殖
シカ猟
シカ猟犬
スポットクーラー
タヌキ
ノウサギ猟
ノウサギ猟犬
ハーレー
パンダ
ハンター
ビーグル
ブリーダー
仔犬の子育て
全日本狩猟倶楽部
写真
分布
四国プリンス犬舎
基礎訓練
大日本猟友会
子育て
完成犬
尾原浩子
山郷
思いやり
愛犬雑誌 Wan
愛犬雑誌「Wan」
日本農業新聞
有害鳥獣駆除
標的射撃講習会
犬空輸
犬輸送箱
狩猟
狩猟/ブログ村
狩猟犬
狩猟系ビーグルの館
猛暑
猟犬
猟犬訓練
空気銃
系統保存
自然の驚異
薩摩
薩摩ビーグル
訓練
趣味
里山

アーカイブ

4月 2019
3月 2019
2月 2019
1月 2019
12月 2018
11月 2018
10月 2018
9月 2018
8月 2018
7月 2018
6月 2018
5月 2018
4月 2018
3月 2018
2月 2018
1月 2018
12月 2017
11月 2017
10月 2017
9月 2017
7月 2017
6月 2017
5月 2017
4月 2017
3月 2017
2月 2017
1月 2017
12月 2016
11月 2016
10月 2016
9月 2016
8月 2016
7月 2016
5月 2016
4月 2016
3月 2016
1月 2016
11月 2015
10月 2015
9月 2015
8月 2015
7月 2015
6月 2015
5月 2015
3月 2015
2月 2015
1月 2015
12月 2014
11月 2014
10月 2014
9月 2014
8月 2014
7月 2014
6月 2014
5月 2014
4月 2014
3月 2014
2月 2014
1月 2014
12月 2013
11月 2013
10月 2013
9月 2013
8月 2013
6月 2013

検索エンジンの供給元:

サツマビーグルのブログ村

サツマビーグル若牡テツ号・・・訓練開始7日目でシカを追う!

アキ号が満1歳で少々遅い発情を迎え、今は犬舎で大人しく留守番をしているため、代わりに新しく入舎したテツ号のその後の成長について紹介します。
 
① テツ号の由来
 
シカ道となっている林道テツ号は、昨年の9月5日にサツマビーグル発祥地の鹿児島(霧島)で誕生。
テツ号の血統は、樺山系等で構成され、先祖は地犬にハーリアや英系ビーグル等が交雑され、その後昭和初期に入るとバセットハウンド濃血の出水系が集落に持ち込まれ、昭和中期頃には川内系も入血され現在に至る。
体型は当初はやや細身の筋肉質で大柄の犬が多く、耳はさほど大きくなく、毛質は短毛で白黒タンに黒と茶と斑点が全身にあったらしい。その後出水系等の入血によりバセットハウンド並みの大きな耳を持つようになった。
●テツ号の体型・性格
テツ号はハク号やエス号の川内系と異なり、樺山系の血を濃く継承しているようである。体高は47cm、体重は17kg、毛は短毛で白黒タンに黒と赤の斑点が全身にある。性格は他のサツマビーグルと同様に穏和で非常に賢く清潔感を好む。
 
② テツ号が当犬舎(徳島)に来る
 
オーナーが高齢で訓練はおろか散歩もままならず飼育を断念したいと・・・鹿児島の猟友に相談。欲しかった系統だけにその場で快諾し引き取ったようである。すぐさま私に連絡し「この系統の猟芸は素晴らしいので是非飼ってみたら」と推挙され、今年の7月12日に徳島にやって来た。
来た当初は10ヵ月で、少しシャイで細身で足の長い犬と言う印象で・・・運動もしないで繋ぎっぱなしのせいか首の毛は擦り切れ、べた足で精気がなく、貴重な系統とは言え大きな期待は持てなかった。また、偏食で肉の缶詰やご飯などは食べるがドックフードを全く食べずに困惑した。会社後輩の獣医に相談したところ「ドックフードを前にして餓死した犬などいない!」等と一蹴され、意を決して「ドックフードを与え約10分経過すれば食器を回収する」・・・・を繰り返し、なんと4日目にしてやっとガツガツと完食(断食中はこのまま食事を摂らずに餓死するのでは・・・なんて心配させられた)。その後も食べなければ食器を回収されることを学習させ、今ではドックフードが大好きとなり、朝夕の運動と山入り訓練等により肩から胸、胴から後肢にかけてかなり筋肉が付き体重も3kg程増え、写真の様に堂々とした美しいサツマビーグルに変貌している。
 
③ テツ号の山入り訓練を開始
 
朝夕、毎日約30分の運動を約1ヵ月行い、テツ号とのコミュニケーションも取れてきたので、8月中旬よりアキ号と一緒に山に引くことにした。当初は、部落が崩壊し殆ど車が通らない林道(写真:上段)を、朝6時頃から1時間程山馴らしと運動を兼ねて放犬した。
テツ号は、現地で山入り訓練の他、車に載ることも殆どなく慣れるのに1週間程かかった。その後、足が余り早くないエス号(アキ号の母親)と一緒に3頭で山に引くと、何とエス号の後ろにピッタリと付いてノウサギの追跡にも約1時間ほど加わるが、体力の限界から追跡を中止。その為に山中に放られるが、何と!40分程遅れ車が置いてある放犬場所まで帰って来た。これもサツマビーグルならではの特性で、アメリカンビーグルではこうはいかず迷ってしまい、犬探しに夜遅くまでかかることも少なくない。この回帰性こそが他犬(追跡犬:ハウンド)には無いサツマビーグルの真骨頂と言える。
8月下旬からは、エス号とアキ号が共に発情したので、アメカンビーグルのアカ号(牡)を先導犬としていよいよ本格的な山入り訓練を開始。
アカ号は若干2.2才ではあるがシカ猟の完成犬で捜索、起こし(獲物を見つけること)、追い鳴き共に申し分なく約4時間ほど追跡する。テツ号との相性も申し分なく、アカ号にピッタリと付きシカ猟における長時間追跡への体力も徐々に付き、今では2時間程なら追い鳴きを伴い追跡出来るようになっている。鳴き声は低く太い大きな声で山によく響き非常に美しい。8月中は雨の日が多く山に行けなかったが、テツ号は日々猟犬としての資質をいかんなく発揮し想定外の成長を見せてくれている。こうなるとテツ号も山に行くのが大好きとなり、朝が来ると山に連れて行けとばかりに声を張り上げる。近所迷惑を考え、車に積んである輸送ケージの扉を開け犬舎から放してやると、一目散に飛び乗り山に出発するのをじっと待っている(何とも可笑しい光景である)。アメリカンビーグルを飼育して40年余りになるが、訓練早々でこの様に山好きになった犬は経験したことがない・・・。
 
④ テツ号が単独でシカを追う
 
9月に入り、先導犬に付けて山入り訓練開始から7日目のこと。何時ものようにアカ号と一緒に山入りし、何時ものようにシカの追跡が始まった。しかし、GPS(カーナビの様なもので地図上で犬の位置が分かる優れ物)を見ていると今日は終始テツ号が約30m程アカ号より先を追っている。アカと違う獲物を追っているのかと画面を再確認するも、やはりテツはアカの前を追っている。まさか?・・・。その時である。大きな牡シカが林道目がけて猛スピードで谷下から這い上がって来た・・・と思いきや約50m遅れでテツ号が大きな声を張り上げ自身たっぷりに追跡して来た(若犬が初めて追い鳴きをした時は何時もながら苦しい訓練が嘘のように晴れ晴れしく涙が出るほど嬉しくなる)。シカは私を見るなり林道を少し走って直ぐ横の急坂を飛び上がって姿を消した(さぁ・・・テツ号がどうするか見ものである)。テツが林道に上がるや私を見つけ一端は寄って来たがすぐに戻り、見失ったシカ臭を探して林道をクンクンやっている。やがてアカ号も合流し、直ぐにアカ号が臭いを発見し2頭での追跡となる(さすがにアカ号である)。GPSを見ると今度もテツ号が先に追っている。もうこうなればしめたものだ!。シカの臭いは完全にマスターしており、長時間追跡も時間の問題である。
昨日からは、テツ号単独で山入り訓練しているが、シカを自力で起こして約30程追跡できる。なんと言う素晴らしい犬なのか!!!。入舎当初の印象が良くなかったことも手伝って本当に想定外の成長に驚いている。後は、出来る限り山に多く引き、経験を積んで行けば、恐らく11月15日の狩猟解禁日までにはシカ猟犬として完成(一人前)することも十分あり得る。
今想うと、猟友が話していた「ゴマ犬にバカ犬なし」と言う現地の格言に偽りはなく、そのことをテツ号が見事に実証してくれた。系統保存(繁殖)の目標である「シカの天敵サツマ」もテツ号の出現で現実味が帯びてきた感がある。
 
今では、テツ号と毎日山に行き、シカ猟犬として成長を見届けるのが最高の幸せである。
テツ号よ・・・ありがとう!!!
 
 
 
 

サツマビーグル若牡テツ号・・・訓練開始7日目でシカを追う!に対する0件のコメント:

コメントRSS

コメントを書く

お名前:
Eメールアドレス:(必須)
ウェブサイト:
コメント:
HTMLタグでテキストを大きくする, ボールド, イタリック体 にするなどの編集が可能です。 編集の方法はこちらで.
Post Comment