エリー号は初めてのお産で5頭の仔犬を見事に育て上げた。父親はハク号です。 生後60日が来て、新しいオーナー様の元に旅立って行った。この時ばかりは母親のエリー号も小生も時間をかけて一生懸命に大事に育てたので別れは辛い・・・(涙) 当犬舎は、動物愛護管理法を順守し、仔犬の引渡しは「直接対面」で行っている。このため幾ら遠くても来舎して頂きサツマビーグルに関する犬種情報や飼育管理等について詳しく説明しオーナー様に確認書に署名をして頂いた上で譲渡している。いささか厳密と思われるかもしれないが、仔犬が立派に成長し幸せな生涯を送れるようにするブリーダーとしての責務と考えている。 この度は、宮崎県延岡市の「トク号:牡」のオーナー様よりその後の便りが届きましたので紹介させて頂きます。オーナー様は延岡市で建設業を営むN氏で、お忙しい事業の傍らプロットハウンド等を6頭も飼育されイノシシ猟をされているハンターでもある。 同氏とは一昨年に小生のホームページ「狩猟系サツマビーグルの郷」を通じて知り合い、当犬舎のサツマビーグルの保存活動に興味を持たれ、是非協力したい旨の連絡を頂いたのがお付き合いの始まりである。今回の「トク号」は将来当犬舎の種牡として残していたが、氏より是非に・・・と懇願され、そこで色々とお話しを聞いた結果譲渡に気持ちが傾いた。それはこうである「貴方が何故この仔犬を大事に出来るのか?等々」・・・電話で長い時間お聞きし・・・(中略)・・・心底納得した。そして電話を切った直後に氏よりメールで下記の立派な犬舎写真が送られ「これは凄い!」と感動し、飼育を託すことを決意した。 引取りは、延岡市を午前2時30分に出発し約10時間を費やしはるばる四国徳島までおいで下さった。更に驚いたのは、奥様とお子様も同乗し当犬舎においで下さり恐縮した。ご家族は皆様大変な犬好きで「トク号」も素晴らしい新天地に旅立った。 N犬舎はオーナー様が事業活動で忙しいためにプロットハウンド等の猟犬は奥様が飼育管理していると聞き、「当犬舎も小生が会社勤めをしていたためアメリカンビーグルの系統繁殖は家内が全てやってくれていました・・・」と説明し共感を得た。 トク号もこの様な素晴らしいご家族と暮らすことになり本当に幸せ者だ!と安堵している。 今後は順調に成長し立派な獣猟犬として活躍することを四国の地より祈念している。 何時か宮崎県(延岡市)にトク号に会いに行きたい!と思っている。 <オーナー様からの提供写真> オーナー様の素晴らしく衛生的な犬舎 ※ 小生も約40年余りアメリカンビーグルを飼育し、多くの犬舎を見学したが、この様な衛生的で素晴らしい立派な犬舎は見たことが無い。飼育管理も素晴らしく合併浄化槽も完備されている。 トク号がプロットハウンド(輸入犬)マックス号の犬舎にお邪魔している微笑ましい写真。 ※ トク号は大きな犬舎で放し飼いにされ、1日中全ての先輩犬の犬舎にお邪魔しているようです。徳島での思い出でも話をしているのか・・・またまたオーナー様や奥様・お子様、猟の事などを聞いているのか。。。N氏のプロットハウンドは本当に犬舎では大人しく仔犬にも優しい・・・これこそ本当の名猟犬と言える。トク号は本当に幸せ者です!。。。 |