サツマビーグルの初夏早朝訓練の生レポート 第1報 
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サツマビーグルの初夏早朝訓練の生レポート 第1報 

6月に入り四国徳島も毎日ぐずついた天気で愛犬達は山に行けずにストレスがたまっているようだ。今日は久しぶりに曇り・時々晴れと言う天気予報。朝4時過ぎに起き、山に連れて行かない犬の管理(運動、犬舎清掃、給餌給水等)を済ませ、イザ出陣!!!。
本日のお供は、今や愛犬雑誌「Wan」・ビーグルタイム3月号ですっかり有名になったイケメンの若きサツマビーグルのテツ号と、5月末で子育てを終えたエリー号の2頭。
場所は隣町の神山町の元山地区。当地のシカの被害は著しく、人は柵の中、獣はやりたい放題だ!。。。まるで動物園の真逆の様相(涙)。これではもう山郷では生活できないはず・・・。ハンターは高齢化で減少に歯止めがかからずシカの有害駆除も思うようにはいかないらしい(地元猟友談)

さて、そうこうしている内に早くも本日の訓練場所に到着だ。2頭にGPSドックマーカーを装着し放犬。何時もの調子でトイレを済ませ、後ろ足で土を蹴り上げ、やる気満々だ!。猟期中以外は人通りの少ない林道をゆっくりと散歩がてら運動を兼ねて行っている。2頭は私の前方30~50メートルを高鼻を使いながら進んでいく。見ると2頭が同時に立ち止まり、鼻をピクピクさせている。これは出るぞ!!!・・・と思っていると、例によってテツ号が私の方を見て「オーン」と一声かけてきた。そこで大きな声で「ホイホイ!」と合図をしてやると、足早に杉山の奥に姿を消すや否や大きな声で追い鳴きに変わった。エリー号も妊娠・出産・保育と約5ヶ月のブランクがあったが元気に追い鳴きを行っているようだ!。GPS受信機を見ると私が居る反対側の杉山を追跡している。しばらくはお手並み拝見とする・・・。相変わらずテツ号の追い鳴きは素晴らしい。低く良く響く美しい鳴き声である。一方エリー号はギャンギャンと高く短く切る鳴き声である。スピードはエリー号に軍配が上がる。。。ジャンプとスピードは父親のハク号譲りで、シカも高い段や法面、あるいは谷等々を逃避するが、エリー号はなんの躊躇もなく追跡できる。15分程追跡し声が近くに聞こえるのでGPS受信機を見ると案の定、こちらに向かっている。しばらくするとエリー号、少し遅れてテツ号が大声で林道下をこちらに向かって上がって来る。アッ!シカだ!!!。。。何と雌5頭の群れである。大層疲れているのか私の存在を知るか否かお構いなしで、前方50mの林道を駆け上がりこちらに向かってくるではないか?・・・。流石に10m手前では私を発見し、林道を右側に進路を変え3m近くの高い法面を飛び上がって行くが1頭はジャンプに失敗し転げ落ち慌てているが登れない(笑)。早く逃げないとエリー号に追いつかれるぞ!と思いきや、何と登るのを諦め独り林道下に走って行った。これは面白いぞ!。エリーがどうするかだ!?。。。すぐさまエリー号が林道に上がって来た。林道を前後左右、早足で臭いを取っているが上手く繋げない。すると遅れていたテツ号も追いつく。さぁ・・・どちらが先に繋ぐか見ものだ!。右の法面は3mと高く、飛び上がったのでそこで臭いが途切れているはずである・・・。なかなか繋げないのもうなずけるが?。すると地鼻も得意なテツ号が林道下に逃げたシカの足臭を捉え大声で追跡するとエリー号も同調。その後15分程追跡し、またこちらに回って来た。そして林道を横切るのを確認・・・。本日は孫が来るのでここで待って2頭を回収。
エリー号はブランクも何のその心配をよそに高速追跡したことは素晴らしく頼もしい。猟期中であればここで射撃(捕獲)し終了となる・・・。来猟期も楽しみである。。。
早々に2頭を車に乗せ帰宅する。この分だと孫との約束の時間にも遅れず帰れそうだ!。この僅かな時間でも訓練(又は狩猟)に出かけれる・・・これが人犬一体の狩りが出来るサツマビーグルの真骨頂の猟芸である。
※ サツマビーグルでのGPSドックマーカーは犬探し用では無く、単独猟でのゲームの行方をチェックするのに使用している。GPSがあれば共猟者からの情報が無くても効率的かつ的確にゲームの捕獲が可能である(昨猟期で実証済み)。

以下、本日の訓練風景の様子を写真で紹介する。


写真1.訓練場所に向かう途中の林道。

もう少し登ったところで舗装が無くなる。
ここから犬を放犬しゆっくりと初夏の早朝の涼しさと小鳥の鳴き声を聞きながら進んでいく・・・。
実にすがすがしい気分である。。。









写真2.林道からの眺望

素晴らしい景色だ!!!

これはハンターの特権だ!。。。










写真3.良く手入れされた杉山

なんと美しい!!!

小鳥のさえずりに心が洗われる・・・。









写真4.シカの食害

折角、大事に育てられた杉も根っこの樹皮をはぎ取らられ台無しだ!

シカの食害はいたる処に見られ、シカの生息密度も高いようである。

しかし、ハンターの高齢化等によりシカの有害駆除も進んでいないのが現状である。



写真5.シカ臭を高鼻でキャッチ

放犬後5分足らずで早くも2頭がシカ臭をキャッチする(手前がエリー号、後方がテツ号)。

この後「ヨシヨシ!」の合図で2頭は杉山に消えていくも、30秒足らずでシカを起し(発見し)追い鳴きとなる。






写真6.シカを追跡中の2頭

起こしから約30分程でシカを林道で2度確認!。
シカは疲れいてるのが私にきずかず
前方10m付近まで直進してくる。それも5頭の群れである。
本日は孫がやってくるので後ひと回しで訓練は終了とする。。。エリー号とテツ号はもう少しやらしてくれと言わんばかりの顔で私を見るが「ヨシヨシ!」と頭を撫でてやり車に乗せ帰宅。



<特記>
テツとエリーは共に未訓練で昨年当犬舎にやって来た。その後2頭は毎日早朝訓練を一緒にした為か、本犬種では珍しくパックで狩ることが出来る。しかしこの組合せ以外ではパックにはならず単独で狩りをする。
尚、両犬が当犬舎に来るまでのエピソードは当HPの「サツマビーグルの写真集」を参照。



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