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日本狩猟犬「サツマビーグル」の郷 - 四国プリンス犬舎は絶滅寸前の狩猟犬“純血”サツマビーグルの保存・普及に取り組んでいます
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6月 2017

日本国内における純血サツマビーグルの現状

2017年(H29)6月22日現在の日本国内における純血サツマビーグルの現状は、下記の通りである。
尚、下記の調査結果は、日本狩猟犬サツマビーグル保存会員が飼育しているものであり、会員外の飼育については除外している。

●飼育頭数は71頭である。雌雄の割合は牡8対牝2となっており、遺伝的に牡化の傾向が認められる。

●使用区分は、狩猟用と愛玩用の二通りで、割合は8対2となっている。
狩猟の用途は、多い順にシカ猟、イノシシ猟、ノウサギ猟、クマ猟となっている。

●分布は、北は北海道、南は鹿児島まで幅広く飼育されており、国内47都道府県の内25道府県で飼育されている。

●飼育者の年齢構成は、20代、30代、40代、50代、60代、70代、80代と幅広いが、多くは65才以上の高齢者となっている。

【今後の課題】
飼育者の高年齢化か認められる。また、近年は報奨金(イノシシ・シカ等への捕獲金)が交付されるようになり、猟犬を使って行う銃猟が著しく減少し、ワナ猟に転向するものが後を絶たない。サツマビーグルの保存活動を開始した10年前とは行政の取り組みも大きく変化し、銃規制も強化されている。更にハンターの高齢化に伴いグループ猟も激減し、猟犬を飼育する大義も無くなってきている。犬の里親募集の最大組織「ペットのおうち」で検索しても猟犬(プロットハウンド、ブルーチックハウンド等)が保健所に収容され里親を探していることも少なくない。
この様な状況下、今後純血サツマビーグルの生き残り(保存)を図って行くことは非常に困難を極める。今後は、狩猟犬としてだけでなくコンパニオンドック(愛玩犬)として普及していくことは避けられない状況と言える。

幸いにも全国で飼育されているサツマビーグルの平均年齢は3才弱と若く、繁殖適齢期を迎えていることから、今後飼育頭数の増加が期待できる。しかし、それには増加する仔犬を受け入れる愛犬家が必要となり、本犬の更なる普及活動のレベルアップが鍵となることは言うまでもない。

今後注視すべき推進事項としては、以下の2件が必要と考えている。
第一は、本犬に関するタイムリーな情報の発信と共有化を図り、より多くの愛犬家に本犬に対する正しい知識を共有してもらう取り組み(努力)が重要である。
当犬舎も当ホームページやブログを通じて、純血サツマビーグルの素晴らしさを一人でも多くのハンターや愛犬家に紹介し、普及活動への一助にしたいと考えている。
第二は、ブリーダーの育成である。
仔犬を繁殖(販売)するには、動物愛護管理法で定める「第一種動物取扱業者」の認可が必要であり、そのハードルは高い。この法令が保存活動にブレーキを欠けていることは言うまでもないが、あくまで順法でなければならない。
幸いにも当犬舎以外に秋田県のオーナー様K氏が認証を取得している他、3名のオーナー様が認証取得に向けて準備中である。
※ 第一種動物取扱業者=この認可を取得せずに繁殖又は販売(有償無償は問わない)すると法令違反となり厳しい罰則(1年以下の懲役、100万円以下の罰金)が科せられる。

【ホームページへのアクセス】
現在、当ホームページ『日本狩猟犬サツマビーグルの郷』の1日当たりのアクセス数は500~1000件と多く、その内海外からのアクセス数が60%と国内よりも多い。
この原因として、国内のハンターは高齢化等でインターネット環境への参入が進んでいないことが主因と考える。国内のアクセス数はハンター以外の愛犬家が多くを占めている。
しかし、海外では犬種としてのサツマビーグルに関心度が高く、狩猟犬として高い評価を得ており、譲渡の申込みも少なくない。国別では、アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリアの他、アイルランド、フィンランド、ロシア、アイスランド、オランダ等々からのアクセスもある。近い将来、国内飼育頭数が100頭を超えた時点で海外譲渡も考えたい。

写真・・・日本国内における純血サツマピーグの分布






































純血サツマビーグルのオーナー通信 第8報


ジョン号は遂にノウサギ猟犬として完成!

昨日、岡山県のオーナーH様より、「ジョンはノウサギを本当に良く追うようになりました(中略)・・・良い犬を譲渡して頂き感謝しております」とのお礼の電話を頂いた。

ジョン号は、4月21日に単犬で初めてノウサギを起し、オーナー様から訓練中にも拘わらず、嬉しさのあまり興奮した声でお電話を頂いた。生後10ヶ月である。
その際、オーナー様には「今後1ヶ月間が完成犬への勝負となるので出来る限り山入するように・・・」とアドバイス。
その後オーナー様は、アドバイス通りに、雨や所用を除き毎日朝6時から山入りしたようである。ジョン号もその期待と努力に答えるかのように、山入り毎に起しも追跡も上手になって行ったらしい。現在、1時間余り追跡すれば暑さ対策からジョン号を回収しているようである。また、ジョン号は呼び戻しにも良く反応し、回収はとても良いと聞く。
特にオーナー様が気に入っているのは「よく響く低い大きな追い鳴き声」。追跡声を聞きながらノウサギが現れるのを今か今かと待つ時の心臓の高鳴る鼓動は何歳になろうと新鮮そのもので感無量である。この追い鳴きを聞くために毎日ジョンを連れ山に通っていると言っても過言ではない(オーナー様談)。

この様な嬉しい便りを頂くことはブリーダー冥利に尽きる・・・ジョン号のノウサギ猟犬の完成を心よりお祝い申し上げる!。

オーナー様は御年74才になられるが、ジョン号と毎日山に行っているお蔭で風邪など惹いたことがない等々・・・とてもお元気である(スマホを持ちメールも自在だ!)。

訓練は毎日の努力の積み重ね。大汗をかいた者のだけが手にする勲章である!。
ジョン号の今猟期の活躍が楽しみである!!!。

写真・・・犬舎前で山入り訓練に行くオーナー様を待っているジョン号
ジョン号は生後11ヶ月の若犬であるが流石に完成犬らしい落ち着きと風格が見える。
【ジョン号の紹介】
当犬舎作出(四国プリンス犬舎)。父:シロー号×母:エリー号。平成28年6月23日生。牡。体高:46cm。体重:17kg。性格:従順で温和。





































名シカ猟犬・種牡ハク号の現役復帰


ハク号は、6月1日で7才になった。鹿児島から当犬舎に来たのは約4年前。ハク号の最初の子供達も3才となり、立派な狩猟犬となっている。当犬舎にもアキ号とエリー号が居る。

ハク号との思い出は多い。1才時に鹿児島で見たノウサギ猟での仕事は、エネルギッシュな狩り込みから素早い起こし、ウォウォと低い美しい声での追い鳴き、スピード豊かな追跡に驚いた。小生は猟を始めた昭和48年からアメリカンピーグル一筋でのノウサギ猟を約40年やって来た。平成3年には(社)全日本狩猟倶楽部主催「第12回全猟ビーグル競技会全国決勝大会」成犬部門で総合優勝し内閣総理大臣杯も受賞した。しかし、このハク号のノウサギ猟を見てサツマビーグルの能力と資質の高さに感銘を受けた。

その後、毎年のように鹿児島に行き、サツマビーグルの保存を訴えてきたが誰も残そうとしない。この素晴らしい日本固有の獣猟犬を後世に残さなければ・・・との思いから、6年前の定年退職を機に保存活動を開始。

しかし、ハク号はオーナー様が放さない。しかたなくビーグルトライアルの全国の猟友にお願いし探すが純粋な犬は出てこない。そこでホームページ「狩猟犬サツマビーグルの郷」を開設し一般の方からの情報を期待した。その結果100件余りの情報を頂いたが繁殖可能な純粋犬は数頭ほどしか見つからなかった。

そして、ハク号を見てから2年目の時、オーナー様の猟友でサツマビーグル一筋の方様から「ハク号を預かっているが飼いますか・・・」と連絡があり、「飼います」と即答。
その時の猟友は、今は私のサツマビーグルの師匠(80才)となっている。サツマビーグルの飼育歴は何と70年である。少年のころ当時サツマビーグルは放し飼いで、子供の遊び相手となっていたと聞く。子供たちはお気に入りの犬を持ち寄ってはノウサギ猟のまねごとをして遊び、自然に犬の扱い方や猟を覚えたものだ!・・・と懐かしそうに話して下さる。今でも色々とサツマビーグルの歴史や思い出を聞くためよく電話をするが、話が2時間に及ぶことも少なくない(笑)。とてもお元気である・・・。

オーナー様は、高齢でもう猟は出来ないのことから小生に飼育を託して下さった。当時ハク号の仕事ぶりは有名で、何人ものハンターが高額で買いに来たと聞く。なぜ小生なのかを尋ねると、ハク号の子孫を後世に残してもらえる・・・との思いと奥様が小生を大変好いて下さっていたことが譲渡の理由だったと師匠からお聞きした。有難いことだ!。。。

ハク号が当犬舎に来て今日までの4年間余り、純血サツマビーグルの種牡として健康に注意を払いながら大事に飼育して来た。何度となくハク号のあの豪快な追い鳴き(追跡)を見たいと思ったが・・・保存のため!・・・と我慢して来た。その間、ハク号の猟芸を見せてほしいと依頼もあったが全てお断りして来た。しかし、このことが逆にとられ「仕事をしない犬を種に使っている」等々の吹聴もされたが、ハク号の子孫が増え大きくなって後継犬が出来るまでは何があっても何を言われようと「忍」に徹して来た。かなり辛い思いもしたがハク号とエス号の僅か2頭で開始した保存活動も約4年目の今日、全国で70頭余り(当犬舎以外も含む)まで増えている。感慨無量である。現在は保存会もでき、若い優秀な後継者もできた。しかし、種牡がハク号、シロー号、リユウ号、ギン号と4頭(系統)しかなく、うちリユウ号は昨年イノシシ猟中に惜しくも死亡している。今後はこの子供たちの血統を上手く一元管理し、遺伝的な障害を排除しつつ、後世に残して行くことが保存活動の課題となる。
現在は、当犬舎の譲渡犬に関しては詳細な情報をコンピュータで一元管理し、繁殖の指導を行っている。しかし、この事務作業を行っていく後継者がいないのが現状であり、これを解決することが保存の課題となっている。保存活動には多くの時間と経費が必要であり一個人ができることには限度がある。
将来は、保存会組織をNPO法人化し事務局を置いて血統書の発行まで行うことが目的であるが、それには多くの賛同者と運用経費がいる・・・。今後の課題は山積だ!。。。

さて話をハク号に戻そう!。
1週間前、約4年ぶりに2回目の山入訓練を行ったのでその時の様子を紹介する。
3才までは名ノウサギ猟犬、名シカ猟犬と言われていたが、この4年間と言う長期のブランクは人間年齢で言うなれば約16年と言うことになる。マラソンの選手が現役を引退しコーチや監督をやった後、16年ぶりにフルマラソンの現役に復帰する・・・と言い換えれば良く理解できる。この事からも正直あまり期待は出来なかった。
しかし、ハク号は違った!!!。。。
エネルギッシュな狩り込み(捜索)、素早い起し(発見)、追い鳴き(美声)、追跡(約90分)、帰り(呼び戻し)を完璧にやってのけた・・・。。。何ということか? 感動した!。


写真① 訓練開始前のハク号(放犬前の勇姿)
午前7時に訓練場所に到着。GPSマーカーを装着し放犬。物凄いスピードでエネルギッシュに狩り込んでいく。GPS受信機で確認すると平均速度は約9km/hである・・・早すぎる・・・バテルかも?。。。約3分余りで起しから追い鳴き、追跡に移る。以前聞いた追い鳴きだ!。実によく通る美声で「ウォウォ」と連続鳴き。約20分で雄シカを確認。その後も60分余り見事な追跡をみせた。呼び戻しも完璧であった。
恐るべし!ハク号・・・追跡ロボットのようだった。





































写真② 追跡を終えて帰って来たハク号
4年間のブランクなんか何のその!・・・と言わんばかりの満足感漂う良い顔である。
現役復帰できるか・・・との心配も、何と取りこし苦労に終わってしまった(笑)。
この犬を見て、サツマビーグルの保存を決意したことに間違いはなかった・・・と実感。









































写真③ ハク号が牡シカを追跡した軌跡(GPS受信機)
約3km×2km四方の山野を90分余り追跡。平均速度は約6km/h。延べ移動距離は約10km。追跡中、アスファルト道路の横断は4回。谷川の横断は5回。
※ 当地のシカは、ほぼ隔日で犬を入れているのでスタミナ、逃避術は非常に長けており、並の犬では起こしも追跡もままならない。足の弱いシカは他の場所に移動している様である。しかし、シカが生息する条件が全て揃っている。標高が400m~700mまで続く大山で、杉林と檜林の間に雑木林が混在し谷川も3本流れている。夏でも涼しく生息条件が良いので、犬に追われても強いものはこの地を離れない。





































<追記>
昨日(6/2)も早朝小雨が降る中、見学の約束をしていたので山入りした。見学者様には「ハク号を連れて行きます」と言うと「良いのですか」と返されたが、山入した。結果は、約2時間にも及ぶ見事な追い鳴き(追跡)をみせ、見学者様にも純血サツマビーグル「ハク号」の猟芸に納得して頂いた。

◎ハク号の猟芸を公開します・・・

エネルギッシュな狩り込み(捜索)、素早い起こし(発見)、追い鳴き(美声)、追跡(約2時間)、帰り(呼び戻し)に至る一連の猟芸をご覧ください。

※ 見学は前もって電話連絡をお願いします。尚、集合は午前6時30分厳守。