2018年11月1日付で、純血サツマビーグルの日本国内の飼育数が、遂に100頭を超えた。 2010年から保存普及活動を開始し、約8年で達成し、感無量である。 当初は、ハク号(牡)とエス号(牝)の2頭で保存(繁殖)活動を開始。 その後、タロー号(牡)、リュウ号(牡)、ギン号(牡)、マレ号(牝)が発見され入舎。 現在、日本国内で飼育されている純血サツマビーグルは、何れもこの6頭の直仔、孫、曾孫達である。 当犬舎のドン号は、保存活動4代目(ハク号→スズ号→アサ号→ドン号)である。 繁殖に於いては、計画的に実施し、極近親繁殖を避ける目的から、保存会事務局(四国プリンス犬舎)のPCで一元管理している。 日本国内における飼育分布図並びに飼育頭数等に関する詳細は、当ホームページ『 日本狩猟犬サツマビーグル保存会 』サイトをご覧ください。 以下、保存活動に大きく貢献した種牡と台牝を紹介する。 尚、下記6頭は、何れも系統が異なる鹿児島で生き残っていた純血サツマビーグルであり、四国プリンス犬舎における保存活動の基礎犬である。 ①シコクプリンス・ハク号(牡:8才) ●直仔=アキ号(5才)、エリー号(5才死亡)、スズ号(5才)、シロ(4才)、カイ号(4才)、ハクオー号(3才)、トク号(3才)、サツマⅠ号(3才)、マリー号(1才)・・・ 〇孫=アサ号(2才)、リク号(2才)、ヒメ号(2才)・・・ 〇曾孫=ドン号(1才)、ダイ号(1才)・・・ ②シコクプリンス・タロウ号(牡:死亡) ●直仔・・・シロー号(4才)、タロー号(4才)、ナナ号(4才)・・・ 〇孫・・・リョウマ号(2才)、テンⅡ号(2才)、ハナ号(2才)・・・ ③シコクプリンス・リュウ号(牡:死亡) ●直仔=ムサシ号(3才)、マル号(3才、ベル号・・・ 〇孫=リリー号・・・ ④シコクプリンス・ギン号(牡:6才) ●直仔=アサ号(2才)、リク号(2才)、ヒメ号(2才)、リリー号(1才)・・・〇孫=ドン号(1才)、ダイ号(1才)・・・ ⑤シコクプリンス・エス号(牝:8才) ⑥シコクプリンス・マレ号(牝:3才) ●直仔=マリー号(2才)、リヴ号(2才)、ダイ号(1才)、ドン号(1才)・・・ 今後の保存活動の課題は、後継者の育成である。 また、ハンターが高齢化で激減している昨今、狩猟犬への普及拡大は困難を極める。 柴犬等の日本犬6種も狩猟犬から家庭犬へのシフトが無ければ、恐らくは絶滅していたと考えられる。 そこで家庭犬への普及も視野に入れた活動が、今後のサツマビーグルの生き残りを掛けることになるだろう。家庭犬としての後継者(ブリーダー)の育成(発掘)が今後の目標となる。 結びに、保存会員様には、この度の日本国内の飼育数が100頭を超えると言う目標達成に大きなお力を頂き、心より感謝と御礼を申し上げます。 今後共一層のご指導ご協力の程お願い致します。 |