この度、シロ号(当犬舎作出犬)のオーナー様で愛媛県T氏より、鉄砲を止めたので3頭飼育しているサツマビーグルの内、シロ号とその子ハチ号の2頭を当犬舎に引き取ってもらえないか・・・との問い合わせがあった。 シロ号は、元々当犬舎で自家用として残していた犬であり、今後は当犬舎で飼育。 尚、ハチ号もシロー号の後継犬として飼育したいのだが、当犬舎も現在9頭飼育しており、これ以上の増加は、動物愛護管理法(認証取得申請頭数制限:9頭以内)並びに飼育管理上から判断し難しいと判断し、オーナー募集となった。 募集は、保存会員様「限定」とします。 理由として、サツマビーグルの成犬は主人への忠誠心が強く、飼育経験がないと簡単には行かない。非常に利口で賢い犬なので、オーナー様の犬に対する愛情(信頼)を確認するまでは心を許してくれない(慣れない)。 例として、当犬舎のテツ号は、4日間に渡り餌はおろか水も飲まなかった。鹿児島の師匠に相談すると、朝夕30分程散歩をしながら、時々立ち止まってはテツ号の頭を優しく声を掛けながら撫でてやるを繰り返し行えば、自然とオーナーが変わった事を自覚し、信頼するようになる。信頼の証は、散歩の時間が来るとると尻尾を振り、また散歩中も尻尾をビンと立てて歩くようになることで判断できる。そしてこの頃から餌を食べる様になる。 サツマビーグルは、シャイな犬が多いと言われるが、主人に対する忠誠心からくる警戒心がシャイと勘違いされているようだ。シャイな犬は、新しい主人の前では餌を食べないが居なくなると食べる・・・これがシャイである。 しかし、サツマビーグルは決して新しい主人を警戒しても噛んだりは一切しない。 但し、乱暴に扱う(叩いたり蹴ったりして危害を加える)と抵抗するかもしれない。 募集犬=純血サツマビーグル牡:2.6才(平成28年6月17日生) ・名前=ハチ号 ・血統=父シロー号(四国プリンス犬舎所有犬)、母シロ号(四国プリンス犬舎作出犬) ※ 母シロ号は、父がハク号、母がエス号である。 ・体型=体重:18kg、体高:48cmの中型犬 ・外観=頭部、胴、四肢にかけバランス良く、全身がバネの様な素晴らしい筋肉質の体躯 であり、純血サツマビーグルの特性を継承する秀逸犬である。種牡として最高と言える。 ・性格=母親同様、サツマビーグルには珍しいフレンドリーで扱いやすい・・・と聞く。 <コメント> ハチ号の母シロ号は、生後8ヵ月余りでシカ猟の完成犬となり、狩猟並びに有害駆除で大活躍している秀逸犬である。母の詳細は、「サツマビーグルの写真集」を参照。 ハチ号も生後6ヵ月頃より母親と一緒にシカ猟に行くようになり、1才頃には単犬で捜索、起し、追跡・・・等々が一通り出来るようになる。 現在は、母親と変わらない素晴らしい仕事をする・・・と聞く。 <写真①>手前:ハチ号、後側:母親のシロ号 <写真②>募集犬:ハチ号 写真は上手く取れなかったと・・・前置きし、写メを送って頂いた。 正面 左側 右側 |